今日の3題です。
このポヨヨンブログを始めてから丸2年が過ぎました。そうなってくると、1度ここで取り上げた表現が繰り返して出てきます。
一度扱った表現はマーカーで印をつけておくのですが、「ちびノート」の復習をしているとその同じ表現がまた繰り返してメモされていたりします。
これは、私が覚え切れていない表現であり、学習していたラジオ講座の中でも繰り返し出てきていた表現だと言うことでしょう。
語学は忘れては覚え、忘れては覚えを楽しむことだと割り切って、同じ表現が繰り返し出て来たな、と思ったら覚えていた自分を褒めてあげて下さい!
Now let's begin today's quizzes! ![]()
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有能な人、と言えば、a capable person, a competent personなどが思いつくでしょうが、今日は少し文学的表現を見てみましょう。
1) 「有能な人なら、この計画がうまくいかないことはわかる」
Anyone ( ) ( ) ( ) knows that this plan won't work.
ヒント:「彼らの塩に値する誰でも」が直訳です。
Anyone (worth) (their) (salt) knows that this plan won't work. Q
worth one's saltで「尊敬に足る」「有能な」という意味です。辞書にはしばしば否定文でという説明も見られます。
有能な人を表すのにsaltが使われるのは、古代ローマ時代に塩が兵士への報酬だったことに由来するそうです。つまり「塩に値する」=「給料に見合った仕事をする」ということで、「有能な人」を表します。
では、例文を音読してみましょう。
No one worth their salt would object. Q
「有能な人なら誰も反対はしない」
As anyone worth their salt knows, we should withdraw from this project if it is not profitable. Q
「有能な人なら誰でも知っているように、利益が出ないならこのプロジェクトから撤退すべきだ」
なお、2つめの例文はNHKラジオ実践ビジネス英語の例文ではanyone worth his saltとなっていましたが、昨今のpolitical correctnessに従ってhisをtheirにしてみました。
では、次の問題に行きましょう。
この頃ではスマホの機種変、というのも一大プロジェクトではなくなったようです。先日もお隣の席の同僚が、機種変を行ったそうです。![]()
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「機種変って、スマホが変わるだけじゃなくてデータ移行があるよね?自分でやったの?」
2)「新旧のスマホを重ねただけ。簡単な事だったよ」
All you have to do is hold the new and old smartphones next to each other. It was a ( ).
ヒント:ハイフンでつながった1語です。「脳がないもの」。
All you have to do is hold the new and old smartphones next to each other. It was a (no-brainer).
このno-brainerは文字通り「脳を働かせなくてもいいもの」「考えるまでもないもの」で、簡単な事を表します。
例文を音読してみて下さい。![]()
This may sound like a no-brainer, but actually it's a little complicated. Q
「簡単なことのように聞こえるかもしれませんが、実は少し複雑です」
Choosing Mike as group leader is a no-brainer, as he is the most experienced.
「マイクをグループリーダーに選ぶのは考えるまでもない。彼が最も経験豊富だから」
比較的新しい表現で、1990年代くらいから一般の会話に登場してきているようです。私の「ちびノート」に書かれ始めたのは2010年を過ぎてからではないかと思います。
では、最後の問題です。頑張って下さい。
今日はショッピングモールで新しい腕時計を買いに来ました。自分が欲しいメーカーやモデルも一応決めてきたので、お店で聞いてみましょう。![]()
3)「この種の時計を扱っていますか?」
Do you ( ) this kind of watch ? L
ヒント:「運ぶ」という意味の単語です。○○○○ケース、などで。
Do you (carry) this kind of watch ? L
carryは「~を運ぶ」でまず習いますが、「<店が>・・・を(在庫・商品として)置いている」という意味もあります。
頭の中にcarry=「運ぶ」しかなかった私は、アメリカの店で始めてこの表現を使った時、「お~、通じた!」と感動しました![]()
では、例文を音読してみて下さい。
This store carries a full line of Japanese sake from all over Japan.![]()
「この店は日本全国から全ての日本酒が置いてあります」
We don't carry that model anymore. ![]()
「当店ではそのモデルはもう取り扱っておりません」
hyphenated words
no-brainerのようにハイフンでつながった語をいくつかご紹介します。日本語の意味を考えてみて下さい。どれも「人」を表します。
1) I cannot trust John. He is a two-faced person.
2) Her devil-may-care attitude may be frowened upon by her seniors.
3) If you stick with the old-school thoughts, you would be brushed aside as a stick-in-the-mud.
4) Cathy is a dyed-in-the-wool liberal.
では、答え合わせです。
1) I cannot trust John. He is a two-faced person.
「私はジョンを信用できない。彼は二枚舌の人間だ。」
a two-faced man 「二枚舌の男」
personにしておけば、男女問わず使えて今風だと思います。
2) Her devil-may-care attitude may be frowened upon by her seniors.
「彼女の向こう見ずで軽率な態度は、年上の人たちには好まれないかもしれない」
devil-may-care 「向こう見ずな、軽率な」
「悪魔なら気にするかもしれない?」と面白い表現ですが、無頓着だったり向こう見ずだったりする態度を指す表現です。
3) If you stick with the old-school thoughts, you would be brushed aside as a stick-in-the-mud.
「旧来の考え方に固執していると、時代遅れの人間として相手にされなくなる。」
stick-in-the-mud 「旧弊な人」
「泥にはまる?」これも面白い表現。泥にはまったらどこへも行けないですから、進歩が止まってしまった人のことを言うようになったのでしょう。
4) Cathy is a dyed-in-the-wool liberal.
「キャシーは筋金入りのリベラルだ。」
dyed-in-the-wool「筋金入りの」「(主義・思想が)頑として変わらない」
このdyeは「染める」で、「毛織物が織る前に染められた」ことから、根っからの、筋金入りの、と言う意味です。
