今日の3題です。
多くの中学校、高校では期末試験が行われている真っ最中ではないでしょうか。この時期は、花粉症と闘いながらテストを受けている生徒が多くいます。
鉛筆で答えを書いて、消しゴムで消して、マスクを外して、鼻をかんで・・・見ていても忙しい忙しい・・・。花粉の季節もあと少しで終わりだから、もう少し頑張って!と言いたくなります。
では、今日も3題。花粉に負けずにクイズをお楽しみ下さい。
Here we go! No pollens can stop us!![]()
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ミラノ・コルティナオリンピックが終りました。雪上、氷上での熱い戦い。どの選手も輝いていましたね![]()
スピードスケートなど、選手達が一斉に走り出すとその勝負の行方に世界中の目が釘付けです![]()
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1)「そのスピードスケートのレースは最後の最後まで大接戦だった」
The speed skate race went ( ) ( ) ( ) ( ).
ヒント:「決勝ラインまで下って」が直訳。ここで「決勝ライン」は「電線」と同じ単語を使います。
The speed skate race went (down) (to) (the) (wire).
go down to the wireで、「最後までもつれる」「最後まで大接戦」という意味です。このようにスポーツや、選挙戦などで見る表現です。
例文を音読してみて下さい。NHKラジオ実践ビジネス英語からです。
「その知事選は最後の最後まで大接戦だった」
The gubernatorial race was neck-and-neck down to the wire. M
このneck-and-neckは競馬で馬の首がゴールに向かって横並びになって走っている様子を表すものです![]()
。これも「接戦」を意味します。そこにdown to the wireがつくことで、本当に最後の最後まで大接戦だったことがわかります。
また、ハイフンを付けてdown-to-the-wireと形容詞にしたものに raceを付けた表現もラジオ講座で勉強しました。
「彼らはプロジェクトの完成に向け、最後の追い込みにかかっている」
They are in a down-to-the-wire race to finish the project.
ここでは、「締め切りが迫っている」「最後の追い込みの状態である」。このように仕事の場面で使われる事もあるのですね。
どちらにしても、wireが「ゴールライン」だと考えるとそこへ向かって必死で進んで行くことからイメージできるかと思います。
では、次の問題です。
同僚のPatは見る度にコーヒーを持ってます![]()
一日に6~7杯は飲むかな~、だそうです。
2)「パットはコーヒーをたくさん飲むのでいつもピリピリしている」
Pat drinks so much coffee and he’s always
(l- )-(w- ). M
ヒント:ハイフンでつながっていて「電流が通っている電線」です。
Pat drinks so much coffee and he’s always
(live-wired). M
答えはlive-wiredです。
1)のクイズではwireが「決勝ライン」として使われましたが、こちらのwireは「電線」。live wireと言えば「電流が通っている電線」。それがハイフンでつながって、過去分詞になっています。「緊張した」「ピリピリした」という意味です。電流が通った電線。触ったらビリビリーー!!ですからね![]()
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この表現は人にも場所の雰囲気にも使えます。例文を音読してみて下さい。
The newsroom is a live-wired place during breaking news.
「速報が出ると、ニュース放送室は張り詰めた空気になる」
She's very live-wired before exams.
「彼女は試験前にはすごくピリピリしている」![]()
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では、最後の問題に行きましょう。頑張って下さいね![]()
海外旅行に行くと言ったら、旅行慣れした友人が色々とアドバイスをくれました
。
「この街は安全だし、英語も通じて歩き回るのにはいいよ。でもね、coffeeshop と言う名前の場所は、実は大麻販売の場所だから、気をつけてよ!」
3)「そのような場所には絶対に足を踏み入れないで」
Do not ( ) ( ) in a place like that. O
ヒント:直訳すると「足を揃える」かな?
Do not (set) (foot) in a place like that. O
set foot in 〔on/upon〕で「<場所に>足を踏み入れる」です。ただgo inやenterを使うより、強調した表現になります。
例文を音読してみて下さい。
I'll never set foot in that restaurant again.
「もうあのレストランには二度と足を踏み入れません」
She finally set foot on African soil last year.
「彼女は去年ついにアフリカの地を踏んだ」![]()
例えば上の例文などは、I'll never go to that restaurant again.と言うよりも、もっと強い決意が感じられる表現になります。
また、辞書にこんな素敵な例文も見つけました。![]()
Here men from the planet earth first set foot upon the moon.
「地球という惑星から来た人類がここに月面第一歩を記す」![]()
アポロ11号の乗組員が月面に置いてきた金属板に刻まれているのだそうです![]()
例文作り
高校1年生は3学期に「仮定法」を習います。
仮定法を学習する時に、私は虹の色の話をします
。
私たちは虹の色は七色だと言いますが、世界には虹の色は二色だと認識する民族がいるそうです。え?二色しかないの?と言いたくなりますが、これが、日本人から見た仮定法の感覚に似ています。
「もし~なら」日本語ならこれだけで事足りるのに、英語の世界ではそれが、今の裏返しなのか(仮定法過去)、過去の裏返しなのか(仮定法過去完了)、はたまたほぼ起こりえない未来のことなのか(仮定法の未来表現)等々によって、使い分けなければいけません。日本人が一つの色と見ているものを、もっと多くの色で塗り分けるんです![]()
こういう根底にある感覚から違うような場合。やはり例文を作ってみるのが一番なのではないでしょうか。生徒には「科学のif、歴史のifなど、もし○○が××だったらと仮定の話をする例文を作ってきなさい」と宿題を出します。
これは毎年やっていますが、実は今年はちょっと違った実験をしてみました。「科学のif」「歴史のif」を「専門家が見たらこうなる!」として、理科の先生や社会の先生数名に「ちょっとニッチな例文を作って下さい」とお願いしたのです。(日本語でです)
「生徒が思いつかないような、ほらね、専門家が作るとこうなるんだよ、と言えるようなのお願いします
」と言いますと、「ハードル上げたな~!」と言いつつも、素晴らしいのがいくつも来たのです!!
一つ例をご紹介しますね。
「もしも空気がなかったら、我々は生きられないだろう」
If it were not for air, we could not live.
これは、生徒が作ってきそうな、参考書でも出会いそうな例文です。
では、物理の専門家の例文をどうぞ。
Were it not for the atomosphere, the earth would lose a shield for stopping attacks from outer space. Also, coutless meteorites would shower us day in and day out, and there would be no point in constructing buildings. Futhermore, devastating cosmic rays would also shower us,and it would become difficult for living creatures to exist. Moreover, the temperature difference between the day and night would be close to 200℃, and the earth would become a planet of death.
「もし大気がなかったら、地球は宇宙からの攻撃を防ぐシールドをなくすことになる。無数の隕石が日々降り注ぎ、建物を建てる意味はなくなるだろう。また、強力な宇宙船が降り注ぎ、生物の存在は難しくなる。さらに、昼夜の温度差は200℃にせまる死の星となるだろう」![]()
物理の先生には日本語をいただき、ネイティブの先生に手伝っていただいて作った英文です。
この英語部分だけを提示して、「お隣さんと協力して、声に出して日本語に訳してごらん」と投げかけたところ、生徒達は張り切って大きな声で友達と訳に挑戦していました。いつもの例文より、楽しそうでした![]()
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英語を教えていらっしゃる皆様。お近くの専門家に例文作りを外注してみるというのも、時には良いかもしれないです。(ただし、私は後からちっちゃいお菓子を添えてお礼をいたしました
)
