今日の3題です。
暑い中、いかがお過ごしですか。子供の頃から夏は好きでしたが、あの頃の最高気温は7月でも28度くらいだったのではないでしょうか。「今日は30度超えた!」と聞くと、ものすごく暑いというイメージがあったと記憶しています。
さて、この暑さの中なんとか涼をとりながら
、今日のクイズにお付き合いをお願いします。
Let's get down to business! ![]()
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夏休みの課題で論文が出ています。この授業に通らないと、教員免許取得が危うくなると言う大変な授業なんです。
「いっそのこと、生成AI使って書いちゃおうか」![]()
と友達に言ったら「ばれたらどうするの?!それに、そんなの、何のための論文?!」![]()
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こんな風にえらい勢いで怒られてしまったのですが・・・。
1)「ただ言ってみただけだよ」
ヒント:「私はただ言っている」と直訳して下さい。
I'm just saying.
これで、「ただ言ってみただけ」とか「なんてな」「悪気はないよ」「そう思っただけ」という意味になります。
例えば、目の前で大箱に入ったドーナツを次々食べているBさんに対して、Aさんがこれを使ってみましょう。
A: You've already had three doughnuts.![]()
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B: What's wrong with that?
A: I'm just saying.
「ドーナッツ3個って、食べ過ぎじゃない?」と思いつつ、「ちょっと言ってみただけだよ」(べつにいいよ)という会話ですね。
実はこのI'm just saying は海外ドラマを見ているとしょっちゅう聞くのですが、そのたびに日本語でこれに当たる言い方って何かな~?と考えてしまう表現です。「ま、いっか」と言いたいような場面で使うのもありかな、と思っています。
そうは言っても
"We will place a 100% tariff on all films produced outside of America."
どこぞやの大統領ですが、この他にもあれやこれやと無理難題を世界に押しつけてきます。こういうのを聞くと、まさかTVドラマみたいに
"I am just saying."
なんて言わないだろうな~、と疑ってしまいます。それで踊らされる人々の身になってほしいものです![]()
では、次の問題に参ります。
会社にお客さん一行が来て、会議が始まります。しかし、今日は時間が押しているので、前置きはほどほどにしてどんどん議題に入っていきました。
2)「彼らは社交辞令を抜きにして、すぐに議題に入った」
They skipped the ( ) and got down to business.
ヒント:「社交辞令」という単語です。複数形で使います。
They skipped the (pleasantries) and got down to business.
pleasantryを辞書で引くと「からかい、ひやかし、冗談」などの意味もありますが、pleasantriesと複数になると「社交場の言辞」「礼儀上の言葉」になります。形式的なあいさつですね。
NHKラジオ実践ビジネス英語の中では、以下の例文で出ていました。
「形式的な社交辞令のやりとりだと考えて下さい」
Think of it as a ritualized exchange of pleasantries. Q
さて、この場面で「形式的な社交辞令」とはなんだったのでしょう?日本にはたくさんありますからね。「おうわさはかねがね伺っていますよ」から始まって「ゴルフの腕前が相当なものだとお聞きしてますよ」
。あるいは今なら「インスタグラムで拝見したのですが・・・」とか?確かに、skipした方がタイパがよろしいかと思います![]()
では、最後の問題にいきましょう。
DIY。Do It Yourself。
日本にこの言葉が入ってきたのはずいぶん前だと思います。この頃ではYouTubeでほとんどの事は動画が上がっていますから、DIYをしてみようという方も増えているでしょう。
友人が壁紙を自分で貼り替える!と金曜日に張り切っていました。少し色が褪せたかな、と思っていたそうです。週末で頑張るんですね![]()
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ところが、月曜日には浮かない顔で出勤してきました。なんでも浮き上がりができたり、間違えて切ってしまって壁の端まで壁紙が届かなかったり・・・![]()
3)「そのままにしておけばよかったのに」![]()
I should have ( ) ( ) ( ) ( ).
I should have (left) (it) (at) (that). Q
leave A at thatで「そのままにしておく」という意味です。他にも「それくらいでやめておく」という場面でも使えます。
例文を音読してみてください。
「その話題では意見が合わなかったが、それ以上は言わないことにした。」
We disagreed on the topic, but I decided to leave it at that.
「完璧じゃないけど、今できることは全部やった。これ以上は触れずにおこう。」
It’s not perfect, but we’ve done all we can for now. Let’s leave it at that.
例文作り
さて、今の3番ですがI should have left it at that.と助動詞の完了形という形が使われています。<should + have + 過去分詞>です。
このように過去のことを今推量したり、考えて後悔したり、相手を非難する<完了形の助動詞>を学習する時、教室では必ず例文作りをやらせます。![]()
教科書の例文でももちろんいいのですが、自分たちで作った例文だと覚えるのも楽しいからです。
使う<完了形の助動詞>は以下の通りです。(p.p.はpast participle =過去分詞です)
1) must have + p.p. 「~したに違いない」
2) may have + p.p. 「~したかもしれない」
3) cannot have + p.p. 「~したはずがない」
4) should have + p.p.「~すべきだったのに(しなかった)」
5) should not have + p.p. 「~すべきでなかったのに(した)」
6) need not have + p.p. 「~する必要はなかったのに(した)」
宿題だよ、とこのうちの1つが書かれた紙を配ります。全員が6個全部作るとなると嫌がって、「紙なくしました~
」ってやつが現れるので、1人あたりの表現は1個とします。
例えば36人のクラスなら、6人が1つの同じ形についての例文を作ることになります。
何度もやらせてきましたが、生徒達の発想は素晴らしい!私が作る例文など、覚えようという気にもならないですが、これなら楽しく覚えられそうです。
いくつか実際の例文をご紹介しますね。ティーンエイジャーの底力、とくとご賞味(笑味?)ください![]()
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1) must have + p.p. 「~したに違いない」
Cinderella must have dropped her glass slipper on purpose. What a cunning girl!![]()
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2) may have + p.p. 「~したかもしれない」
My homeroom teacher likes science. He may have met a great science teacher when he was in high school.![]()
3) cannot have + p.p. 「~したはずがない」
He cannot have eaten the cake, because I did it! ![]()
4) should have + p.p.「~すべきだったのに(しなかった)」
Nobody should have been killed by that man. The police should have arrested him earlier.![]()
5) should not have + p.p. 「~すべきでなかったのに(した)」
Snow White shouldn't have eaten the apple. She is so naive.![]()
6) need not have + p.p. 「~する必要はなかったのに(した)」
I need not have studied this page. It was not on the test!![]()
ちなみに、例文を集めた後で一覧表にして、生徒達にそれぞれの項目で一番いいと思う例文に○をつけてもらいます。(文法や語彙的は必要があれば私が直します。例えば白雪姫の「世間知らず」はchildishか何かだったものを私がnaiveに書き換えました)そして、項目別に1番に選ばれたのがそのクラスのGo-to Example Sentences(みんながお気に入りの例文)となります![]()
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今年もこのコンテストやりまして、3)の例文はその項目でも1番でしたが、全ての例文の中で一番多くの票を集めた例文です。
英語指導に携わっている皆様。是非、例文作りを生徒にやらせてみて下さい。こちらも楽しめるwin-winなアクティビティです!
Young minds畏るべし!君たちがこういう発想できるの、羨ましいな、おばちゃんは![]()
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