現象は嘘つかない | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

私たちの意識には、自覚できている意識と、普段自覚していない

無意識があります。

 

 

前回も書きましたが、私たちの日々の生活の殆どは、無意識の

自動反応とそれによる無意識の行動により成り立っています。

 

 

朝目覚めたら顔を洗うこと、食事のあとに歯を磨くこと、

会社や学校に通うこと、挨拶すること…、など

習慣化された思考と行動と言い換えてもいいかもしれません。

 

 

想定外のことが起こったときに、意識(自覚している意識)は、

どうしてそんなことが起こるのかわからず、戸惑うこともあるかと思います。

 

 

ただ、無意識に焦点を当てると、それが必然であったことがわかります。

 

 

要は、起こる現象を見ると自身の無意識の思考と行動が見えてくるのです。

 

 

例えば、会社において上司と関係性がうまくいかないことがあったとします。

 

 

そして、前の上司とは関係性がうまくいっていたとします。

 

 

すると、前の上司は良い上司だった、と考えます。

そして、今回の上司は悪い上司。

 

 

その上司を悪に見立てたいので、周りに人にも意見を聞き、

その上司の悪い評価だけを拾いあげます。

 

 

それも1人か2人の意見を聞いて、こう言います。

 

 

あの上司のこんなところが嫌い!

それはみんな、言っています!

 

 

このようにして自分を正当化し、相手を悪としていきます。

 

 

それを習慣化させるわけですから、自分の無意識の中で

その上司は悪として扱っていきます。

 

 

すると、どうなるか?

 

 

その上司を悪として見て、悪として対処を考え、悪として行動していくので、

関係はますます悪くなります。

 

 

確かにその上司にも問題はあるでしょう。

 

 

もっと言えば、100%完璧な人なんて存在しません。

 

 

誰もが欠点もありますし、相性というのもあるかもしれません。

 

 

でも、この場合の問題の本質はどこにあるかというと…

 

 

良い上司、悪い上司を、自分の視点のみで良し悪しを決めていることです。

 

 

その上司の評判は良くなかったとします。

 

 

でも、その会社の管理職を任されている人です。

 

 

おそらくですが、何か実績を積んできたからそのポジションにおられるのでしょう。

 

 

会社という視点に立ってみれば、その人の存在は会社では必要な存在です。

 

 

例え、評判が悪かったとしても…

 

 

だから、何が言いたいか…

 

 

自分の視点だけで物事を見ないということです。

 

 

そして、もっと言いたいことは…

 

 

現象は嘘をつきません。

 

 

起こることは、自身の思考からくる行動の積み重ねからです。

 

 

それも無意識の思考と行動の積み重ねです。

 

 

おそらくですが、この思考と行動は、自分の思い通りの人に

めぐり合わない限り、ずっと文句を言う人生になるでしょう。

 

 

自分の幸せは、人次第…

 

 

そういう人生脚本になっており、その脚本を書いているのは…

 

 

自分自身です。

 

 

だから、起こる現象から無意識の思考と行動に気づき、見直していくことが大切です。

 

 

次回は、もう少し違う角度から現象は嘘つかないを検証していきます!