人生脚本⑥ | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

罪悪感から、自分は価値がないという人生脚本通りに生きてきた結果、

持っていたものをすべて失った。その時40歳。

それまでの人生が自分の書いた脚本通りになっていることに気づき、

書き直すために、40歳からの(マイナスからの)再スタート。

 

 

そんなことを前回書きました。

 

 

さてさて、どんなスタートになったのか!

 

 

再度、雇用される立場を選択しました。

 

 

社会を勉強し直そうという覚悟で入社した会社は、創業4年目の

平均年齢25歳のIT系教育コンサルタント会社。

 

 

PCを自由に操る若者の中で、IT音痴の私は足手まといの存在。

 

 

教えてくれる人も当然いません。

 

 

一回り以上離れた若者から、PCスキルのなさを馬鹿にされたり、

白い目で見られたり、時には呆れられたり…。

 

 

度重なる会社からの理不尽な要求にも何も言えず、

受け容れるしかありませんでした。

 

 

今でも思い出したくないくらい、辛くてみじめな日々でした。

 

 

私を支えていたのは、もう一度社会を勉強し直すという思い。

 

 

それをしないと、私の人生は何も変わらない!

もう、何もかも失う人生は嫌だ!そこには戻りたくない!

 

 

その会社で活路を見出せたのは、営業に異動になってからです。

 

 

それまでの私の認識は、営業=売り込み。

 

 

でも、時代が売り込んでも売れない時代になっていました。

 

 

商品を売り込んでも売れないならどうするのか?

 

 

悩みや問題の解決を売る。

 

 

要は、悩み事や問題が提供する商品やサービスで解決する

ことがわかれば、お客さんは買ってくれるのです。

 

 

社会を勉強し直すうえで、この感覚を身につけれたのはとても大きかった。

 

 

人間はどうしても主観的に物事を見てしまいます。

無意識に自分の主観が正しいと思い込んでいます。

 

 

だから、余程気を付けないと、自分の思考から勝手に決めつけ、

相手が求めていることとのギャップが…

 

 

これは営業をするうえでは命とりに。

 

 

相手の要望を自分の主観を入れずにそのまま聞く。そして、共感していく。

 

 

傾聴を勉強した人なら誰でもご存知な、カールロジャースの来談者中心療法。

 

 

これは営業の世界でも、このまま通用するスキルです。

 

 

また、営業の後、管理部(人事総務)に異動となりましたが、

従業員の話しを聴くのも、このスキルがとても役に立ちました。

 

 

辛くてみじめな人生の再スタートでしたが、その感情が

どこから生み出されるかもわかりました。

 

 

そうです。

 

 

自分の主観でしか見ていなくて、自分の思い通りにならないことを

嘆いていたのです。

 

 

社会は自分の思う通りにはなりません。

 

 

だけど、そこに信頼関係やつながりが出来てくると、

そこに関わる人全体の幸せは何かを考えることになります。

 

 

結局のところ、そうすることが自分の人生を豊かにしてくれることがわかりました。

 

 

罪悪感と無価値観という自分に対する評価から人生脚本を書き、

その通りの人生を歩んできたことに気づけたのが、すべてを失った40歳の時。

 

 

そして、人生を、社会を勉強し直そうとして、一番学べたことは、

相手の幸せを考えることで、自分の幸せが巡ってくること。

 

 

それにより、私の人生脚本は、罪悪感と無価値観から、

まだまだ、発展途上の段階ですが、…

 

 

自他実現とか、共生というものに変わっていきました。

 

 

心理学を学び始めて、ここまで20年近くかかりました。

 

 

20年近くもかかってしまった最大の理由は、独学でやったからです。

 

 

そのことは、またの機会に書くとして、

 

 

ここで申し上げたいのは、人生脚本はいつでも書き直せるのです。

 

 

そのためには知らないうちに書いていた人生脚本に気づくことです。

 

 

特に、これからは……