自分の中の、光と影を統合できなくて、問題を起こす事例はたくさんある。
①地位も名誉も手に入れた人が、電車の中で痴漢をして、すべてを失う。
②夫婦揃って有名な家族の子供3人が全員不登校。
③夫は事業も成功し大金持ちになったけど、夫婦関係や親子関係はズタズタ。
前回①の解説をしましたが、本日は②と③に焦点を当てて
みたいと思います。
②と③は共通点があります。
どこが共通点かというと、誰かが光になると、誰かが
影(シャドー)になるということ。
②の場合は、ご夫婦が光に。
そして、子供たちが影になっています。
③の場合は、夫に光に。
そして、妻が影に。
光が当たれば、影ができる。
この世では、当たり前の原理が家族という単体で起こるのです。
自分が脚光を浴びることばかりを考え、そして、苦難を
乗り越え這い上がっていったとしても、結果的に、
家族を犠牲にしてしまうことはよくあるのです。
よって、光を浴びる人は、影を誰かに演じさせていないかに
注意を向ける必要があります。
自分が光を浴びる存在であるということが認識出来たのなら、
積極的に家事をやるとか、人のサポートをするとか、光を浴びた分、
あるいはそれ以上に影に回ることを積極的に行う必要があるのです。
芸能人でいえば、北野武さんや明石家さんまさん。
常に、脚光を浴びています。
お二人に共通するのは、若手芸人に脚光を浴びる機会を作っていること。
売れない若手の面倒も随分見ています。
また、事件や問題を起こしたり、本当に困っている芸人に
手を差し伸べています。
このように影の部分も、しっかり行っていることが、
光を浴び続けていける秘訣なのかもしれないと思います。
見習わないといけません。
光と影。
陰と陽。
我々が生きていくうえで、絶対に切り離せない原理原則。
心がけて生きていきたいものです。