自分の中の、光と影を統合できなくて、問題を起こす事例はたくさんあります。
①地位も名誉も手に入れた人が、電車の中で痴漢をして、すべてを失う。
②夫婦揃って有名な家族の子供3人が全員不登校。
③夫は事業も成功し大金持ちになったけど、夫婦関係や親子関係はズタズタ。
よく聞く事例だと思います。
これらすべて、光と影の統合がうまくいっていない事例だと思います。
例えば①
私のような凡人から見れば、なぜ、そんなことをするのか疑問です。
しかし、光と影から考えると紐解きやすい。
地位や名誉を得た自分(光)と、その地位や名誉に相当しない
と思う自分(影)がある。
その影の部分を認識出来ていなかったのか?
それとも、認識していたけど目を背け続けたのか?
それは、私にはわかりません。
では、どういうことが光と影の統合なのか?
①であれば、まずは、自分自身が今の地位や名誉に相当して
ないと思う自分がいることを認識すること。
次に、そんな自分が今の地位や名誉を得ていることを、周りや
すべてのものに感謝する。
所謂、お蔭(影)さま、というやつです。
私どものような人間が、今の地位や名誉を手にしているのは、
皆さまのお蔭であるということを認識し、周りに感謝することです。
それを勘違いして、自分だけの力で成し遂げたと思うから、
周りの人から支持されず、孤独化していくので、その寂しさから
無意識に愛情欲しさに、いらぬことをしてしまうのです。
日の当たることばかりに目を向けず、謙虚に自分の影とも向き合う気持ち。
自分が悪いときは素直に自分の非を認め謝ることも。
そういうことを通して、自己統合していくことが大切なのです。