生きていくうえで自分を守るために、培っていった価値観や観念、思い込み。
それらが邪魔して、本当は自分はどうしたいかをわからなくしてしまっている。
そんなこと前回書きました。
では、自分を守るために、なぜ、そういった価値観や観念、思い込みを作っていくのか?
人間は誰もが愛されたいのです。
愛されるために、こうしなければならないという価値観や観念、思い込みを作っていきます。
例えば、私の場合。
小さいころ、よく女の子と遊んでいました。
女好きだったから?
違います。
まだ、5歳くらいのときですから、男女の意識なんてありません。
単純に男の子の遊びより、女の子が遊んでいる、ゴム飛びや
ままごとのほうが楽しかったからです。
しかし、・・・・・。
女のことばかり遊んでいると、近所の男の子からいじめられたのです。
「女とばかり遊びやがって、お前も女、女」と。
その経験から、次のような思い込みが出来上がっていったのです。
「女の子と仲良くするといじめられる(嫌われる)」
この思い込みにより、女性と仲良くするのはいけないことという観念が。
そして、男は女性とチャラチャラしてたらいけない、という価値観が
出来上がっていったのです。
よって、思春期になり、女性に興味を持ち、仲良くしたいのに、
その価値観が邪魔をして、女性と親しくなることができなかったのです。
こうやって、自分の本当の気持ちをわからなくしてしまうのです。
では、女性と仲良くすると人からいじめられるのでしょうか?
これは真実か真実ではないか?
もちろん、真実ではありません。
こういう思い込みにより、私は(恋愛する)自由を縛り付けていた
のですから馬鹿げています。
まずは、自分の中にある価値観を見直してみること。
そして、その価値観を作り上げた思い込みや観念に気づくこと。
気づくことにより、その思い込みや観念が真実でないことが
わかれば、本当はどうしたいのかがわかります。
そして、自分の中に答えがあることを実感していくのです。