キャリアコンサルタントが国家資格になるにあたり、
キャリアコンサルタントの養成講座に関わっています。
そのベースとなるのが、カウンセリングスキル。
例えば、友人なり知人が悩みを相談してきたとしましょう。
大概は、ここでアドバイスを行います。
ただ、そのアドバイスは自分にとっての正しい答え。
相談をしてきた相手にとって、正しいとは限らないのです。
ここで、ちょっとしたトラブルになることも。
アドバイスされた相手は不服そうな顔をしたとしましょう。
すると、せっかくアドバイスしたのに不服な顔をするなんて。
それだったら相談してくるな、と思ってしまいます。
また、相談してアドバイスされた側も、
そうじゃない。なんで、わかってくれないの、なんて思ったりします。
お互いの思惑が一致しないのです。
では、なぜこうなってしまうのか?
まず、相談された相手は、頼りにされたんだから、
期待に応えないと、と思ってしまいます。
そして、自分の方が人間的に上なんだと思ったりもします。
しかし、相談した側は、この態度姿勢が、時には上目目線
に感じてしまいます。
何が言いたいかわかりますよね。
アドバイスする側の虚栄心を満たし、相談者が劣等感を
感じさせるような扱いは、本来おかしいということです。
では、どうすればよいのか?
気を付けないといけないことは、
相談した側に対し、相談された側は相手を尊重するという
気持ちが欠落しがちであるということ。
よって、相手を尊重する。
そして、自分と相手は違うということ。
そして、そして、答えは相手の中にあるということ。
これらを常に心にとめて、相手と向き合う必要があります。
しかし、これがなかなか難しい。
悩みを抱え相談に来ている相手は、答えを見つけれないで
相談しているのですから、その人の中に答えがあるなんて、
そう簡単に信じれません。
では、どうしたら相手の中に答えがあることを信じれるのか?
長くなりそうですので、この続きは次回にて。