今の自分を否定して、理想の自分を追いかけることは、
本来の向上心ではありません。
なぜなら、不快から抜け出そうとして、更に不快を
呼びこんでいたのでは続くわけないからです。
普通なら途中で投げ出します。
では、本来の向上心とは?
そこに成長という喜びがあります。
そのようにするためにどうするか?
それは、・・・・。
今の、あるがままの、等身大の自分にOKを出すことです。
即ち、自己受容です。
パーフェクトでもない、欠点だらけの、弱弱しい自分でも、
それが、今の自分です。
そのパーフェクトでもない、欠点だらけの、弱弱しい自分がどうなりたいか?
向上心を勘違いしている人は、前回書きましたように、
自分がどうなりたいか?ではなく、
人にどう思われるか?が基準になっています。
冒頭にも書きましたが今の自分を否定、即ち、
今の自分にNOを突き付けているのです。
要は、スタートが自己受容なのか自己否定なのか!
ここが大きな分かれ目になるのです。
話しを戻しますと、
本来の向上心とは、今の自分がどうなりたいか?どうしたいか?
自分の基準で自分の意思で選択をすることになります。
選択は自分ですから、当然、人のせいにはしません。
結果や現象を素直に見て、反省し改善できるので、次の目標、
即ち、次のどうしたいかが生まれてきます。
自分がいまどういう状況で、そして、次にどう行きたいかが
わかるわけですから、これは実に楽しい!
そして、1歩1歩前に進んでいる(もちろん3歩進んで2歩下がる
こともありますが、確実に1歩は前進しています。)感覚に、
成長を実感していきます。
これが本来の向上心です。
あなたは向上心という言葉を使うとき、快ですか不快ですか?
不快な場合は、今の自分にNOを突き付けていないか、要チェックです。