向上心 | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

「何事も向上心を持って取り組むことが大切」



思えば小学校くらいから、ずっと言われてきた言葉です。



さて、向上心の本質をどれくらいの人が認識しているのでしょうか?



なぜ、そんなことを言うのか?



それは、



私自身が、向上心を間違って解釈していたからです。



また、様々な研修やセミナーを通じて、やはり、多くの人が
向上心を間違って理解しているからです。



では、向上心の本質とは?



では、私の勘違い、及び、多くの人が間違っている解釈から。



「今のままの自分ではダメだから、こうならなければならない」
と理想の自分を想定すること。



「えっ、これのどこが間違っているの?」



多くの人は、そう思うと思います。



現に、研修やセミナーを受けていただいた人の多くは、そういう反応です。



間違っている理由は、



まず、今の自分を否定しています。



次に、なぜ、理想の自分にならないといけないと思っているか?



ここを紐解く必要があるのです。



私、及び多くの人が間違っているのが、理想の自分とは
他者評価が基準になっているということです。



即ち、そこに自分の評定は存在していません。



すべての基準が人の基準であり、人に評価される自分に
ならないといけないと思っているのです。



この目標は実に苦しい!



どんなに努力したところで、すべての人に評価されることはないからです。



すべての人に評価されないことにより、更に自己否定に陥っていきます。



多くの人が、自分が変えることを苦しいと感じるのはこのせいです。



自己否定からスタートしているわけですから、自分じゃない
自分になろうとしているのが、苦しさの根源です。



このように不快から抜け出そうとして、更に不快を呼びこむ
ことは向上心とは言えません。



本来、向上心とは喜びが伴うものです。



そこに成長という喜びが。



そのことにつきましては、次回(3/17)にて。