心の声に耳を傾けるⅡ | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

「自分のことが嫌いなんてダメ、自分のことを好きにならないと」




かつての私は、そう思っていました。

「自分のことが嫌いなんて思わないようにしよう。」

「自分の良いところ探しをしよう。」




自分のことを否定的に見るのは、確かにあまり良くないことだと思います。




しかし、今、この地点で自分のことを嫌いであるという事実から

目をそらして、嫌いな自分でない自分になろうとしても、それは

本来の自分ではありません。




本来の自分ではない生き方は、困難が次々にやってくるため、

決して、心が満たされることはありません。




満たされない心は、また、別のもを求め、更に本来の自分から

遠ざかっていくため、更に、大きな困難を呼び込んでくるのです。




こうなってしまったら、もう一度、本来の自分に戻ることが早道です。




要は、今、自分のことが嫌いなのであれば、嫌いということを、

否定せずに受け止めることです。




今の自分が嫌いであるという事実を、肯定もせず否定もせず、

そのまんま受けとめること。




これが自己受容なのです。




すると面白いことが・・・・・。




振り子で例えると、・・・・・。




振り子は、最初はふり幅が大きくても、その幅は徐々に小さく

なり、そのうち、真ん中で止まります。




振動ゼロの状態です。




プラスでもない、マイナスでもない、このゼロの状態が一番安定

しているし、今後どうとでも動ける位置なのです。




よって、自己肯定でもない、自己否定でもない、自己受容が

出来た時に、安定しているのです。




安定しているというのは、一時的に満たされた状態です。




満たされた状態を作ることにより、次にはどうとでも動ける

と言いました。




要は、今、本当はどうしたいのか?という本来の自分の想いに

正直に向き合えるということなのです。




よって、自分のことが今嫌いなんだ、ということをしっかり

認識した人を見ると、私は、「おめでとう」と言いたくなるのです。




「今の自分は、こういうところがダメなんだ」

「今の自分のこういうところが嫌いだ」

「今の自分のこういうところが許せない」




大いに結構です。




しっかり認識した後は、・・・・。




じゃあ、「どうしたいの?」が来るのです。




「どうしたいか?」

この言葉を常に自分に問うことが、本来の自分を取り戻すことです。




その前に、自己受容がしっかりできていたら、案外すんなりと

出てくるものです。




一度お試しください。