心の声に耳を傾ける | 転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

転機は、無自覚に描いた人生脚本を描き直し、人生の成幸者になるための絶好の機会。

禅(ご縁・縁起)×キャリア(自分らしい生き方の探求)×心理学(自分を知り他者を知る)⇒自分の起点に沿った豊かな未来を自らが創造。過去の観念や想念から出来上がった人生脚本を描き直し、自らの手で未来を創造し、ありたい姿を手に入れることができる新時代のメソッド。

「今の自分がどうも好きになれないのです」




そんなことを聞いたあなたは、その人にどう言いますか?




「あなたは、こんな良いところがあるんだから、もっと自分の

ことを好きになってあげて」




というようなことを、思わず言いたくなってしまうのでは?




『自分のことが好きになれないということは良くない』という

観念があると、そう言いたくなりますよね。




私も、かつては自分のことが大嫌いな人間でした。




大嫌いな自分から逃れるために、人が羨むような成功を

収めようとしていました。




このブログで最近、そのようなことを書きてきましたが、

その結末は本当に悲惨な出来事が次から次へと。




それら出来事を、ある時から冷静に落ち着いて見れる

ようになったのです。




ある時とは・・・・?




『私は自分のことが大嫌いなんだ』ということを受け止めた時です。




『自分のことが大嫌いである』ということに、本当は良いも悪いもありません。




その時に、心ではそう思ったのですから、それは仕方ないことなのです。




それを、『自分のことが大嫌いであることは良くない』という観念

があるから、その事実を葬り去ろうとしてしまうのです。




実は、それが本当の自分から遠のく要因になっていくのです。




心は、『自分のことが大嫌い』と言っているのです。




その後、必要なのは、違った自分になろうとするのではありません。




その心の声に耳を傾けていくことが大切です。




「なぜ、そんなに私のことが嫌いなの?」

「どういうところが具体的に嫌いなところなの?」




向き合うのは最初のうちは勇気がいることかもしれません。




心の声を聞いてみると、大した才能も能力もないのに、人より

優れた人間になろうとしていたこと。それなのに、努力も

創意工夫もしないところ、でした。




自分のことをそう思っているのは、今の事実です。




かつての私は、この事実に目を背け、違った自分になろうと

してしまったのです。




私でない私になろうとしても、本当の悦びはありません。




心の声をしっかり聴き、その事実と向き合うこと。




それが『自己受容』なのです。




先ほど、この事実と向き合うことが大変と言いましたが、

慣れてくると、これが楽しくなるのです。




なぜか?




それは、事実と向き合うと、自分が本当はどうしたいのか?

がわかってくるからです。




そのあたりのことは、また次回にて。