前回は、「白髪が数本しかない時期」~「白髪がチラホラ出始めた時期」のヘアカラーの楽しみ方を解説しました
まだ読んでない人はこちらからどうぞ
続いて今回は、「白髪が本格的に目立ち始める時期」~「白髪の割合が半分以上を占める時期」についてお話していきます
白髪が本格的に目立ち始める時期のヘアカラーの楽しみ方
白髪の割合
全体の10~30%程度。
感覚的には半分くらい白髪になったような気になりますが、まだ1/3以上は黒髪の状態
特徴
・40代後半~50代半ばくらい
・遠目から見ると白髪と黒髪が混ざってグレーっぽく見える
・襟足は黒いままのことが多い
白髪を「隠す」から「活かす」にシフト
白髪の量がある程度増えたら、今までのように「隠す」のではなく、「活かす」カラーデザインにシフトしてみては
「天然のハイライト」として白髪を捉えれば、オシャレの幅はグッと広がりますよ
具体的な方法
・ヘアカラーの"ムラ”を楽しむ
ヘアカラーをしても、黒髪と白髪では染まりあがりの色が違ってきます。
ところがこの"ムラ"、白髪の割合が10~30%になると、ちょうどいいバランスに見えるのです
2色がバランスよく混ざり、奥行や束感が出てオシャレ
出典:ワンズプレイス
白髪は、なかなか思ったように均等に生えてくれません。
部分によって多かったり少なかったり…。
そこで、白髪が全体的にまんべんなく行き渡っているように見せるため、美容室でハイライトを入れてもらいます。
天然+人工のハイライトが組み合わさって、完成度の高いヘアカラーができあがり
白髪の割合が半分以上を占める時期のヘアカラーの楽しみ方
白髪の割合
全体の約50%
特徴
・50代後半以降
・遠目から見るとほとんどが白髪に見える
・襟足は白髪の割合が少ない
白髪に残る「黄み」を消すヘアカラー
出典:THE ORDER
黄色人種である日本人の髪は、白髪にも若干の黄みが残りやすいものです。
そこで、「色味を足す」ためでなく、「余分な色素を消す」ためのヘアカラーをします。
具体的な方法
全体的にうすーい紫で染めると、黄みが打ち消され、キレイな純白の白髪に染まりあがります。(紫みはほぼ出ません)
このヘアカラーをすることで、一見何もしていないように見えるのに、クリアで上品な髪色を演出できますよ
白髪を「魅せる」ヘアカラー
今までは、「白髪をどうやっつけるか」を考えてヘアカラーをしてきました。
これからは、せっかくある白髪をどう楽しむかを考えましょ
白髪のいいところは、「どんな色でもキレイに染まる」ところ。
黒髪の中には、赤やオレンジ、黄といった色素が複雑に入っていて、思うような色味に染めるのはなかなか大変。
でも白髪は、染めたい色のヘアカラーをそのまま塗るだけでキレイに染まります
おススメの色味
・淡いグレーやベージュ
出典:pinterest
出典:美的.com
・透明感のあるアッシュ系ヘアカラー
まとめ
白髪が本格的に目立ち始める時期のヘアカラーの楽しみ方
・ヘアカラーの"ムラ"を楽しむ
・白髪を天然のハイライトとして楽しむ
白髪の割合が半分以上を占める時期のヘアカラーの楽しみ方
・白髪に残る「黄み」を消すヘアカラーをする
・白髪を「魅せる」色味で楽しむ
白髪は、増えるにつれ楽しみ方が広がります
「隠す」から「魅せる」へ。
白髪染めをもっと自由に捉えて、いろんなヘアカラーに挑戦してみてくださいね