【読書】マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

 

USJの元CMOであり、現在はプロマーケターを抱え、日本にマーケティングを根づかせるための会社を起業した森岡氏の最新の著作。

 

本作ではマーケティング思考・システムによる個人のキャリア開発、組織の仕組み作りについて書かれています。

現在組織のマーケティング(利益を作っていく)役割を担っている私にとってはとても参考になる話が多々ありました。

 

会社業績をあげるためには、生産マネジメントシステム、マーケティングシステム、ファイナンスシステム、組織マネジメントシステムが必要あること。

 

理想の組織とは「人体」であること。すなわち血の通った本質的なコミュニケーションができる組織体であり、甘さも厳しさも存在すること。

 

組織に熱を込めていくこと。人間の本質は自己保存であり、その特質を理解しながら、人事評価など仕組みの設計を行うこと。

 

社内マーケティングを意識していくこと。自分起点で組織を変えていくために(組織と自分の関係をリフレームするために)、

① 組織文脈の理解 ② 目的 ③ WHO ④ WHAT ⑤ HOWをしっかり練ること(Target Analysis)

その提案を勝ち取るために実現可能性を明確に示すこと。魅力をコストと釣り合わせて、勝ち筋を見せること。

 

変化を起こすために意図的に摩擦を起こすこと。

 

などを本書から学びました。人間の心理・本能をついたマーケティング。そして仕組み作り。スローガンだけで終わらせないために、ビジネスでも個人のキャリアでも大胆かつ緻密な戦略策定の必要性を本書から学びました。