【読書】INNOVATION PATH イノベーションパス | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

昨年からイノベーション管理に関するStudyをしています。

日本企業のイノベーションを起こすには、どう貢献できるのか。コンサルティングと言う観点できるのかを考えています。

 

その先進事例とも言うべきが東大初のイノベーションコンサルティングファームである「i.Lab」です。このファームは東京大学のデザインスクール的な位置づけであるi.schoolの中心的な役割を担われているようで、本書もその取り組みをベースにした書籍だと理解しています。

 

本書を読んで、イノベーションに関する様々視座をまた得ました。ご興味のある方は一読されることをお奨めします。

 

- いかにユーザー(消費者・人間)のためのイノベーションを起こすのか。これを筆者は人間中心イノベーションという。

 

- イノベーションを起こすには、4つのアプローチがある。
① 技術起点 ② 市場起点 ③ 社会起点 ④ 人間起点

 

- アイディアを創出するためには「機会領域」=中間地点としての嗜好の方向性 を設ける

 

- イノベーション人財に必要なのは「価値発見力」と「価値実現力」

 

- イノベーションのためのアイディアの評価軸
① 新規性 ② 有効性 ③ 実現可能性 ④ 賛否ある議論の発生 ⑤ 強い価値観の内包


◆ 参考書籍・情報
① 発明と発見のひみつ
② 東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた
③ 未来洞察のための思考法: シナリオによる問題解決 
④ 新たな事業機会を見つける「未来洞察」の教科書
⑤ イノベーションマネジメント実態調査2016
(http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/sangyougijutsu/kenkyu_kaihatsu_innovation/pdf/005_04_00.pdf)