【読書】ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る
- ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」/KADOKAWA/角川書店

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日立の再生を実現した日立元会長の川村氏の経営哲学が書かれた本です。
今年読んだ本の中でも一番エキサイティングな一書でした。
印象にの残った文書を書き留めておきたいと思います。
- 改革は、スピードさえあれば何とかなる
- (起業再生させるための原則は)・出血を止める・キャッシュを生む事業を見つける
- 江戸時代の禅僧鈴木正三が「指導者が備えるべき能力として」あげた七つの能力
- 1.先見の明があること
- 2.時代の流れを的確に読めること
- 3.人のこころをつかむことができること
- 4.気遣いができて人徳があること
- 5.自己の属している共同体、組織全体について構想を持っていること
- 6.大所高所から全体が見渡せる力量を持っていること
- 7.上に立つにふさわしい言葉遣いや態度が保てること
川村氏はこれに加えて、8.従来の慣習や柵にとらわれないで、痛みを伴う厳しい対策をきちんと実行できる、そういうぶれない覚悟を持つ
- 日立の改革を実現させた5つのシンプルなプロセス
① 現状を分析する
② 未来を予測する
③ 戦略を描く
④ 説明責任を果たす
⑤ 断固、実行する
- 修羅場体験が何より人を成長させる
- 寅さんのエピソード、大学に行く意味について
「あのなあ、道が二股に分かれていて、どちらが正しい道かわからない、そんな時自分の頭で考えて、こちらに行くべき、と自分で決められるように、大学で学ぶのだ」
- 自分の器を広げるためには、学習し続けなくてはなりません

