引き続きASEANと中後の今後の経済的関係に関する仮説を立ててみましょう。
プレリサーチである程度、仮説を立てるための”何となく”の情報を集めることができました。
これが仮説の「根拠」となります。この根拠を使って、”論理的”に仮説を立ててみましょう。
宝物がどこにあるのか、目星を付けます。
今集まった情報が、
① ASEAN経済(トータルのGDP)は中国経済よりも現時点では上回っている
② ASEAN輸出総額は中国輸出総額よりも小さくなっている
③ ASEAN FDIは中国FDIよりも小さくなっている
これだけの情報しかない中で皆さんはどんな仮説を立てるでしょうか。
輸出やFDIは経済成長のためには大きな要素ですので、論理的に考えると、
「中国がASEANより今後経済的に優位な立場になる」という仮説を立てることができます。

少し仮説を立てるトレーニングをしてみましょう。
下記の情報からあなたはどんな仮説を立てますか?
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メジャーリーガーイチローは2015年に何本ヒットを打てるか?
プレリサーチを少しした結果下記の情報を手に入れました。
① 2014年のヒット数は102安打
さて少し考えてみてください。
もう少しだけ、プレリサーチをした結果さらに次の情報を手に入れました。
② 2014年の打席数は385打席
もう一度考えてみてください。例えば2015年の打席数を500とすると○○安打くらい打ちそうだなあと言う仮説ができるかもしれません。
更に更にプレリサーチをしてみました。
③ 2013年打席数は555、ヒット数は136本
ここで理解をして頂きたいのは、プレリサーチをやり、インプット情報が多くなれば、仮説を立てやすくなる可能性があるということです。一方で時間を掛けすぎてはならないというのも心がけなければなりません。
私が心がけているのは、プレリサーチをしながら仮説を立てるということを意識して、ある程度仮説が固まってきたら、その論拠となる情報を集めるようにしています。でも基本はプレリサーチ⇒仮説という順序を立てたほうがいいでしょう。
では仮説設定のポイントは何でしょうか。次の2点をあげたいと思います。
① 良い仮説と悪い仮説
仮説にも精度があります。「具体的」かつ「誰もが一意に解釈できる」仮説を設定することがポイントです。図を見てみてください。
【悪い仮説】
当社○○製品が2008年には爆発的に売れるだろう
【良い仮説】
シェアが70%であれば、客観的にわかりやすい仮説になります。
② 論理的に分析思考で仮説を立てる
仮説は論理的に導出することが大事だと述べました。事実から意見を導出する過程と仮説構築はまったく一緒です。よって分析思考が役に立ちます。①「分けて考える」 ②「比較して考える」 ③「変化を考える」の3つの分析手法が仮説を設定する基礎的な考え方となります。
【GL思考】まとめ:分析力
http://ameblo.jp/conmonkey/entry-10523637166.html
そして仮説を立てる際に「論理的に」散々言ってきましたが、時にひらめきも大事です。ひらめいた上で論理的に検証することも一つの選択肢と持っておくといいでしょう。
まとめに入りたいと思います。仮説を導出上で大事なのは、
となります。仮説の精度を高めていくには、日ごろからの習慣化が大事だと思います。
今回学んだ仮説設定の方法を意識して、トライをしてみてください。
次回は立てた仮説を検証する作業に入りたいと思います。

