【読書】大統領のリーダーシップ | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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大統領のリーダーシップ/東洋経済新報社
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国際政治学の権威であるジョセフ・ナイが20世紀に目立ったアメリカ大統領8名を選び、どの指導者の同様なリーダシップが飴梨乃か優位を作ったかを検証した書籍である。
興味深いのは指導者と言うのは決して完璧ではないという前提であること(当然なことなのだが)。
アメリカと言う国がいかにして超大国になったかは、その時々の大統領によるリーダーシップを分析することで、その因の一種を分析できることがわかった。

下記印象に残った本書での記述など。

状況を把握する知性(P.18)
すなわちリーダーが変化を理解し、外の世界を解釈し、目標を設定し、戦略や戦術を目標と整合させて新しい状況での賢明な政策を生み出すのに役立つ直観的な診断スキル。

レーガンの強みと弱み(P.83-85)
強み:感情的知性と役者としての優れた能力
弱み:知識基盤が不十分なことに加えて、組織能力に欠けること
→ 自分自身がこういうリーダータイプにならないように気を付けないといけない。

トルーマンの原爆投下の意思決定(P.128)
→ リーダーの外交政策の倫理と言う章の中で一節。
原爆は絶対に悪である。但し、自分の組織のメンバー(大統領の場合は国民)が危機にさらされている場合の究極的な選択を迫られた場合、自分はどのような意思決定をするのか考える必要はある。

本書の分析結果(P.211-213)
(要旨)
本書では20世紀の8人のリーダーの役割に着目した場合、「変革型リーダー」と「漸進型の目標と取引型の調整リーダー」どちらが貢献したかを検証した。
リーダーシップは重要であることがわかり、その環境によってどちらのリーダーシップが必要かは変わってくる。
世の中では変革型リーダーシップが期待されるが、過度な期待は禁物である。

変革型リーダー=よいリーダーではない。中庸の徳が重要である。(P.230-231)