
¥2,052
Amazon.co.jp
最近インドの方とビジネスをする機会が多くなり、彼らと上手くリレーションを構築するために手に取りました。この内容が正かはわかりませんが、様々重要なポイントを教えてくれています。異文化理解をするためにはHofstedeの理論が良く使われますが、この本でもインドと日本の比較が消化されていました。特に日本と大きく異なるのはUncertainty Avoidance(不確実性の回避)。日本人はリスク・不確実性を嫌いますが、インド人は日本と比べれば不確実を許容するようです。
そして今回一番印象に残ったのが、ジュガードというインドの考え方。「ヒンディー語のジュガードとは、「革新的な問題解決の方法」とか「独創性と機転から生まれる即席の解決法」という意味だ。つまり、常識にとらわれない思考と行動によって問題に対処すること、どんな逆境にあってもチャンスをとらえ、シンプルな手法によって臨機応変な解決策を見出す。」(http://bizgate.nikkei.co.jp/article/71984917_4.html)だそうです。
下記の引用が理解の役に立ちます。
--------------------------------------
システムをうまく使う」ための独創的な方法も、ジュガードと呼ばれる。インドの何百万もの携帯電話ユーザーは、あらかじめ申し合わせたうえで「不在着信」を連絡手段として使っている。本文のない無料メールのようなものだ。たとえば、着信音が鳴り、あなたが電話に出る前に切れたとしたら、それは車の相乗りを約束した相手が、「今、家を出てあなたの家に向かっている」という合図である。そんなふうにジュガードとは、人によっては悪賢さを含むときもある。しかし、たいがいは、日常のさまざまな問題を賢く、そして合法的に解決するため、多くのインドの人々が実践している起業家的精神なのだ。
(http://bizgate.nikkei.co.jp/article/71984917_4.html)
--------------------------------------
このジュガードの精神・考え方は私も思い当たる節があり、この考え方を理解しないとインド人とは働けないのだなと感じました。
また最後のあとがきで日本の大企業がインド市場への参入をする場合の条件として、本社CEOの直接関与が主張されていました。「本社CEOがグローバルな戦略定住用市場としてインドに積極関与し、時間を割かなければ、インドでの成功物語は成立しません」とのことです。
2012年IBMの社長兼会長を務めたパルミサーノも何度もインドを訪れ、インド事業部の幹部と関係構築し、成功した事例が紹介されていました。
今回非常にインドに関心を持ち、一度訪れてみたくなりました。