【読書】池上彰のメディア・リテラシー入門 | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

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池上彰のメディア・リテラシー入門
池上彰のメディア・リテラシー入門 池上 彰

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大学の講座でソーシャルメディアリテラシーをテーマのプログラムを作ることになり、手に取った書籍。

池上氏のメディアリテラシーに関する本であるが、ノウハウよりも著者の経験や現実に起こった事象をベースに「テレビ・新聞・インターネットにだまされない!あふれる情報から「真実」を読み取る技術を身につけろ」がキーメッセージである。


大切なのは現在のメディアも資本主義の上に立脚したものであり、損益に基づいた情報発信をしていること。よって当然ながら事実に基づいた脚色もあり、時には隠蔽さえしてしまうこともあるということだろう。その為には池上氏のように複数の新聞を毎日読み、一つのメディアに頼らない習慣をつける必要があることを学んだ。


個人的には「新聞記事は難しい」、「PR会社による社長トレーニング」、「「物価が上がらない」ことが「問題」とは」、「中東はあぶない」、「北朝鮮取材ではいつも「保護」される?」などのトピックがなかなかおもしろかった。