| 国家の論理と企業の論理―時代認識と未来構想を求めて (中公新書)
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日本を基軸に、アメリカ・中国という巨頭にどう臨んでいくべきか、寺島氏の考えが書かれている。
本書は1998年に書かれた本であるが、12年たった今とまったく課題が変わっていないことに驚く。
本書の中でも米軍基地問題について記載されており、寺島氏も「なぜ米軍基地が必要なのか?」というWhy?の課題を考えていかなければ、課題は解決しないと述べている。
今の日本政府はWhere&How?という課題解決に注力しているために、理解が得られないのではないか。(もちろん政治的理由もあるのあろうが)
国のあり方を考える上でインプットの一つとなる本である。

