先日あるリサーチ会社の2009年IT予測をテーマとするフォーラムに行ってきた。
受けた印象としては、やはり去年からのリーマンショックでIT投資が全体的には減っていく。特にハードウェア関係は顕著、ソフトウェアは内部統制の絡みとかあるので激減ではないが減少するだろうとの見方であった。
頻出したキーワードは、「クラウド」である。
クラウドとは、
クラウドコンピューティング (cloud computing) が正式名称。インターネットを基本にした新しいコンピュータの利用形態である。ユーザーはコンピュータ処理を、ネットワーク(通常はインターネット)経由で、サービスとして利用できる。(wikipediaより編集)
と携帯電話でゲームをしたり、Google Appsを使っている方は目新しくないかもしれないが、ネットから必要なソフトウェアを入手して、活用するという概念である。ストレージなども範囲としてることがクラウドの売りであるが、セキュリティ・運用の問題がクリアでき、かつ廉価であれば、業務上も一般化されていくのだろう。
クラウドのリスクに関しては、運用管理の視点でこちらのサイトに載っている。
IT Pro「調べれば調べるほど分からなくなる「クラウド」 」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080909/314437/
SOAなんかもそうであるが、元々あった概念や開発手法をキャッチな名前にしてITトレンドとして、そのままトレンド止まりというものもある。クラウドもその一つとなってしまうか?