NHK-BSのプレミアムシアターで見たのは1975年ジョン・ウェイン主演の「オレゴン魂」。ハリウッドの帝王、ウェインが初めてオスカーを得た68年の「勇気ある追跡」の続編。
ウェインとしては最晩年の当たり役、ルースター・コグバーンの再演。そして、この作品が特別なのは、共演がキャサリン・ヘップバーンだということ。
アカデミー主演女優賞3度受賞のハリウッドのレジェンド。アメリカ映画史上最高の女優と称えられえるヘップバーンとハリウッドの帝王の初共演。
映画はロートルのコグバーンが判事から保安官の資格を取り上げられることから始まる。コグバーンがあまりにも犯人を殺し過ぎるという理由。コグバーンは「悪人をさばいているだけなのに」と抗弁するが「時代が変わった」と相手にされない。
しかし、軍が襲われ、兵器が奪われた事件が発生。判事は困ってコグバーンを頼る。
その悪人たちは先住民の集落を襲う。そこにいたのは先住民にための教会を作った親子。その娘がヘップバーン。荒くれ者に神父の父を殺されてしまう。
そこへやって来たコグバーンに一緒に悪者退治の旅に出ると宣言。コグバーンは女なんてと嫌がるが、彼女は、そんなコグバーンを諭し、悪人退治の旅の友になる。
前作でも父親を殺された娘がコグバーンと一緒に悪人退治の旅に出た。前作はキム・ダービー扮する若い娘だったのが、今回はキャサリン・ヘップバーンの老女。年は違っても口が達者で、コグバーンが口でやり込められるのは同じ。
今回の見どころはオレゴンの風景。オレゴン富士と呼ばれているマウント・フッドなど自然豊かな風景も楽しる。(タイトルロールでは、わざわざオレゴンでロケをしました、と出る)
そして、やはり当たり役のジョン・ウェイン。70年代だって、すでにロートルの大スターだったけど、その鷹揚さと貫禄が魅力。
さらに、天性の女優、ヘップバーン。オレゴンの田舎に住んでいても知性が光る女性役。それぞれが、個性を活かした適役。