トム・クルーズが「遙かなる大地へ」で来日した際、帝国ホテルで記者会見をした。話題になっていたニコール・キッドマンとの共演作ということで、当時としては大規模な記者会見だった。
会見が一通り終わりフォトセッションになった時に、一足先に会場を後にした。何百人もの記者、カメラマンが一斉にはけるのだ。そんな混在を避けようと、少しだけ早く出たのだ。
到着したエレベーターはあいにく上へ。どうせ下へ降りるのだからと、そのエレベーターに乗った。
折り返し下へと降りたエレベーターが会見が行われた(確か4F)階に止まった。なんと乗り込んで来たのは、ガードマンに囲まれたトム・クルーズ。
そのエレベーターに乗っているのは自分ひとりだけ。おつきのボディガードは一瞬、顔を歪めだけど「降りてくれ」とは言わなかった。
1階までの、しばしの間、トムとボディガードと自分だけの空間。
狙ったワケではないけど、戸田奈津子さん以外では、その日、一番トムに接近したのは自分ではないか、と嬉しくなった。
あらかじめ、インタビューでお会いするとか、そういう段取りでなく、偶然、間近で拝見したスーパースター。
トムまでの距離1m未満。
