アメリカのイリノイ州、田舎町に住む女の子。住み込みで、障害のある友人の介護をしているリリー。明るく暮らしているような彼女だけど悩みは多い。
一番の悩みは自己中なパパ。なんとかパパに愛されようと努力するけど、パパは無視。ネットで探している女を娘に自慢するような最低男。
でもリリーにとっては唯一の肉親。なんとかパパの愛を獲得しようとコミュにケーションを取り努力する。
それでも、パパの自己中は直らない。絶望したリリーはパパと同じ名前の男をネットで検索。その男を仮装父親に仕立てるという話。
「私たちは、ちょうどいい」★★★★☆
アメリカの独立系の低予算映画。ヒロインがぽっちゃりしているのがいい。健気さが画面から伝わって、ハートウォーミングな効果。
小さなエピソードを重ねながら、このヒロインの気持ちを丁寧に描写。擬似的なパパになるのは話題の「オデュッセイア」でも重要な役で登場したジョン・レクイザモ。
ここでは「オデュッセイア」は真逆の普通のおじさんを演じている。
コロナ以降、アメリカで製作されているB級のバジェットの映画。これが意外に良心的な作品が多い。
この映画もそんな1本。
一時、日本で公開されるアメリカ映画は、ほとんどがコミックのヒーローものだった。最近は、その潮流は変わったみたい。
70年代からアメリカ映画を観てきたシニアの映画ファンとしては、嬉しい傾向。
こういうアメリカの普通の市民を描いた作品を観ると、今のアメリカの空気感を感じることができる。それはニュースでは伝わらない映画の良さ、強み。
