アン・ハサウェイとユアン・マクレガーが夫婦を演じた「オークストリートの異変」。舞台になるのは80年代のアメリカの住宅地。(その割にはもっと古臭く感じた60年代後半ぐらいかと)アンとユアンの夫婦は倦怠期で離婚寸前。
平和な住宅地の町に異変が起こる。この小さな町の空間だけが、2億年前に逆戻り。町には恐竜が闊歩する。さて、この平凡な家族はサバイバルできるのか?それはどういう方法で。
「オークストリートの異変」★★★★☆
80年年代、アメリカのどこにでもありそうな、のどかな町の風景がいい。主人公は中流のファミリー。
この映画が面白いなと思ったのは、この夫婦が不和だという設定。
アン演じる妻は小説家になって自立したいと考えている。そこに時代の変化が見える。その不安要素を体現するのは、ユアン演じる夫。失業してピザのデリバリーをしている。
そんな不安な要素を抱えつつも、外には平和で平穏な家族を演じる一家。その一家の町を恐竜が襲う。70年に流行ったパニック映画(これ和製な表現で、英語なら「ディザスター・ムービー」)の21世紀版。
家族が不安定というのも、あの時代の定番的な設定(「ジョーズ」「ET」など)。そんな家族は襲ってきた恐怖で団結する。まさにその定番をおさえている物語展開。
なので、恐竜にドキドキしながらも、安心してエンタメ映画として楽しめる。
普通の町がジュラシックパークになったら絵的に面白そうというのが、この映画の出発点。その発想をそのままにしたのが娯楽映画として正解。
それにしてもアン・ハサウェイは働きもの。今年3本目の主演映画。
