26年スクリーンで観た映画156「免許返上」舘ひろしの楽しいセルフパロディ | con-satoのブログ

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 舘ひろしが主演している「免許返上」で演じているのは映画俳優。


 かつてはアクション映画で大ウケ、今は渋い演技で映画賞に輝いた現役の大物。


 映画は古希を迎えた記念パーティーシーンで始まる。そこに闖入してきたのは、宇崎竜童演じる

かつての共演者。彼は演技派としても認められた館演じる南条をクサす。


 パーティー会場では、その宇崎の言葉をにこやかに受けたのに、控え室に戻ると、宇崎演じる誠を罵倒する。

 

 その誠が日本でロケするハリウッド映画のオファーがあると噂になる。それを聞き、心穏やかではなくなる南条。


 しかし、誠がバイクで事故を起こし重体に。


「免許返上!?」★★★★☆


 俳優が主人公なので、楽屋落ちなエピソードが並ぶ。ハリウッドなら、ちょっとシャレたコメディになる。


 でも、日本映画では、このパターンなかなか成功しない。しかし、この映画はなかなかに楽しかった。


 それは舘ひろしの思い切りの良さ。セルフパロディを実に楽しげに、割り切って演じている。それでいてダンディ。


 シニア世代になって舘ひろしの渋いダンディさの魅力が増している。


 若い時のギラギラしたものが、すっかり削げ落ちて、ダンディさが際立つ。しかも、演技の上ではNHKドラマ「金と銀」のような渋い番頭役も見事にこなしている。


 それにサービス精神。この映画では南野陽子登場のスナックシーン、カラオケで「泣かないで」も披露。普通ここまではしない。ご立派。


 70代になって毎年主演映画が製作されるなんてハリウッドでも、あまり例がない。日本映画では高倉健と吉永小百合ぐらい。


 まさか舘ひろしがシニアになって、そんな映画スターになるなんて思いもしなかった。天国の渡哲也、裕次郎は「すごいな、ひろし」と喜んでいるだろう。


 マネージャーを演じた西野七瀬の思い切りのいい演技も良かった。幼い時には国民的子役だったのに大人になると忘れられた存在。そんな彼女が老俳優のマネージャーというのが、なかなかにヒネリのきいた設定。

 

 宇崎の元妻役で登場する大地真央、真矢みき、MEGUMI他、豪華なキャストが続々登場するのも楽しい。