マイケル・ジャクソンの伝記映画「マイケル」が、やっと日本公開。
80年代世界を席巻したマイケルが描かれる。
「マイケル」★★★★☆
マイケルの幼い時から青年期までが描かれている。
ジャクソン5のキュートなマイケル。ドラマ的にクライマックスは79年からの本格的なソロ活動。
ファミリーとしての活動を優先したいステージパパとマイケルの対立。
ほぼ同時代に生きているので、映画に出てくるジャクソンズの「トライアンフ」ツアーも「ヴィクトリー」ツアーも記憶にある。
あのツアーの舞台裏では、こんな家族の争いがあったなんて思いもしなかった。
ジャクソン・ファミリーがコロンビア(現・ソニー、レーベルはエピック)に移籍して「ジャクソン5」から「ジャクソンズ」になったことは鮮明に覚えている。
当時は詳しく音楽事情は理解していなかったけど、同時代にマービンもモータウンとスッたもんだがありながらコロンビアに移籍した。
この映画ではジャクソンファミリーの中で、マイケル以外にソロで成功したジャーメインとジャネットは、ほとんど出てこない。
ジャーメインはモータウンのドン,ゴーディの娘と結婚。ジャクソンズがコロンビアに移籍した時は一緒に行動できずモータウンに残った。(のちにホイットニー、ディオンヌ、アレサが在籍したアリスタへ移籍)
映画を観ながら、そんな当時の音楽シーンも思い出した。
映画はこれからもマイケルの人生は続くとなるが、その後のマイケルは波乱だらけ。もしパート2があるなら、あのスキャンダルを描くのか?
映画は「BAD」ツアーで終わる。マイケルのキャリアはこのあたりが頂点。それで終わったのは正解。
後年のマイケルはあまたのスキャンダルで奇人扱い。あのまま行けば、破産は間違いない。
マイケルが50歳の若さで亡くなった時は、もうこれ以上スキャンダルにまみれることがなくなるのだと、ホッとした。
不謹慎だと思ったけど、マイケルは死んだことにより神聖化されると。事実、そうなった。マイケル自身がどう思っていたかは謎。
多分、精神的にはネバーランドに夢を託した10代のままだったのだと思う。それがマイケルの悲劇。
▲入場特典のリーフレット。これは丁寧に編集されていた。
映画的にはマイケル役をジャーメインの息子さんジャファーが演じている。これは見事なキャスティング。彼なしには、この映画の成功はなかった。

