Netflix映画部門を率いるダン・リン会長が今後「劇場公開を望む監督とは組まない」と発言した。
今は、少し勢いがなくなって来ていたけど、一時、Netflixは大手スタジオ並み(それ以上の)予算をかけてマーチン・スコセッシらの巨匠とタッグを組みビッグ・バジェットの作品を手がけて来た。
その方向転換は、ここ数年の傾向だったけど、映画部門を率いる責任者の重みのある今回の発言。
先日、大きな話題になったワーナー映画の買収案件。パラマウントと争ったNetflixは「ワーナーを買収しても、劇場公開が前提」としていた。
しかし、その当時でさえ、万が一Netflixが買収したら、劇場公開はなくなるのではないかと危惧する声が上がっていた。
当時はそれを否定していたけど、ワーナー映画買収の目がなくなった途端にこの発言。
ディズニーは一時、配信に力を入れ、配信優先にスタンスだった。しかし、それが劇場での成績に影響が出て、今は劇場公開して配信という流れに定着している。
その路線になって、ディズニー映画はメガヒットを連発。映画スタジオだったディズニーと配信でスタートしたNetflixでは企業文化が違う。
でも劇場好きな映画ファンからしてみれば、劇場公開して、それから配信の方の選択肢の幅がある。
大きな画面、立体音響で観たい人、小さな画面で時折は時短で見て、それで満足という人、それぞれ。配信が2週間後でも、1ヶ月後でも劇場で観たいと思う人(自分)は存在する。
ダン・リンの発言は「やっぱり」な、だけど、Netflixとしては、それで多くのクリエーターの意欲を失わさせるのではないか。
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