26年スクリーンで観た映画32「クスノキの番人」東野圭吾の原作をアニメ化。 | con-satoのブログ

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 アニメ映画「クスノキの番人」。原作はベストセラー作家の東野圭吾。

 

 高橋文哉が(声で)演じる主人公、玲斗。彼がお菓子工場を不当解雇されるシーンから始まる。その会社へのリベンジと盗みを働くが捕まってしまう。

 

 そんな彼の元に弁護士がやって来る。誰からの依頼とも知らさずに、弁護の条件だけをいう。それは、身柄が解放されたら、その人の依頼を聞くということ。

 

 なんと、それは、東京の多摩、山奥にある神社の世話係。その森には願いを叶えるという巨大なクスノキがあった。

 

「クスノキの番人」★★★★☆

 

 両親がいない孤独な青年の声を担当する高橋文哉がなかなかにいい。本質は真面目なのに、環境ゆえに身を落としている青年。

 

 天海祐希の富豪の叔母さんも迫力満点。普通、俳優が声優をすると、表の顔が邪魔になる時があるけど、今回は成功。

 

 キャラと俳優の個性がぴたりと合っている。

 

 物語は東野圭吾の原作だけに、ファンタジーの中にリアルさがある。東京の奥座敷、多摩は、こんな神聖な場所もあるかもと思わせるような場所。


 物語は少し強引な展開もあるけど(お菓子屋の御曹司との関係など)大筋がしっかりしているので、気にはならなかった。

 

 良かったのは、街の描写。新宿、渋谷、それに神社のある多摩の沿線。特に新宿中央公園のシーンはリアルに描写しているのに、アニメならではの美しさがあった。

 

 クスノキの神話的な話も実写で表現すると、ウソくさく見えるところを、アニメでうまくコーティングしていた。その意味でアニメ化は成功だった。