ディスクユニオンの特価コーナーで見つけたのはマドンナの2003年のアルバム「アメリカン・ライフ」。
このアルバムのプロデューサーは、マドンナとフランスのミルウェイズ。2000年にヒットした「ミュージック」と同じ組み合わせ。
楽曲はマドンナが手がけているので、おもなプロデュース作業はミルウェイズが担当しているのだろう。
サウンドはカッコいい。問題は楽曲。マドンナが全曲を担当している。
基本マドンナは表現者であって、作家じゃない。そこがシンディ・ローパーとは基本的に違う。
同時代の日本なら、マドンナは聖子、シンディはユーミン。
個人的なマドンナ体験は20世紀で終わっていて、このアルバムは聴いていない。
前作の「ミュージック」もアルバムは買っていない。当時のマドンナの印象は「頑張ってるな」とちょっと距離を置いて見ていた。
これには賞賛と皮肉が共存。ここまでキャリアを築いているので、そこまでやらなくても、という印象。
女優としてもトップを目指して、あきらめていなかった。当時のハズバンドは俊英の映画監督ガイ・リッチー。
実はマドンナはバーブラのように映画に軸足を置きながら、音楽を続けたかったのではないか。
(最初の結婚は俳優・ショーン・ペン)
結局、それは、かのマドンナでも、思い通りにはならなかった。
そして、21世紀の初頭からは音楽の世界の広がりをヨーロッパに求めた。
このアルバムは、やはり、決定的な楽曲がない。アルバム全体が平坦。
でも、マドンナの声質って、心地良い。決して歌が上手いという人じゃないけど、この声質は、彼女の宝。
