原菜乃華が主演した「見える子ちゃん」。彼女が演じたのは霊が見えるようになった女の子。でも、それを人に言うことはできない。同学年の女子に「見える子」がいて同級生は「あの子、霊が見えるって、マジきもい」と馬鹿にされているのだ。
その「見える子」の彼女に「見えていること」がバレて。
「見える子ちゃん」★★★☆☆
JKを主人公にしているので、甘さも目立つけど、さすがにホラーの名手、中村義洋監督らしくまとめている。たしかに「見える」と怖いだろうなと思う。見えない普通の人の方が幸せ。
もう少し、見える怖さを強調した方がホラーとして怖かったのではないか。女子高校生を主人公にして、彼女たちの日常を多く盛り込んだので、そのあたりでコメディ調になっている。
会いたい人がいるから、見えてしまう、というのも、実は切実な話なのだけど、そこは軽いノリで描かれるので物足りない。もし、見えてしまうなら、本当はもっと怖いはず。そこが惜しい。
中村監督は長編劇場作品は6年ぶり。それ以前は毎年1作品(時にはそれ以上。13年には4本の監督作)のペースでだったので、この6年に何かあったのだろうか。その意味でもこの映画なんとなくリハビリ作品にも感じた。次はもっと怖いホラーを中村監督には見せてほしい。
