アメリカの俳優、ジョー・ドン・ベイカーの訃報が伝えられた。”「007」シリーズで活躍”という伝えられ方をしていたけど、自分の印象では70年代初め、巨体を生かした肉体派の2番手俳優のイメージが強い。(ウォルター・マッソーの「突破口!など)
それに70年代には主演作もあった。実話を元にした保安官をモデルにした73年の映画「ウォーキング・トール」(たしか日本では「胸を張って歩け」というサブタイトルがついていたような記憶)ベイカーは元プロレスラーの保安官を熱演した。アメリカでは大ヒット。(50万ドルの製作費で4000万ドルの収益)多分、アメリカでは"「ウーキング・トール」の"と伝えられているのではないか。
ブルドックのような、強面の顔、身長も190センチもあったそう。およそ、演技派というタイプには見えなかったけど、なんとアクターズ・スタジオの出身だった。柄だけでなく、細やかな演技をしていたから、主役を演じることもできたし、脇でも印象深かったのだと思った。
70年代、ハリウッド映画はマックイーン、ニューマン、レッドフォードとスターが揃っていたので、主役というより、おもには脇の人だった。ハリウッドがハリウッド映画らしい影響力を持っていた時代の映画俳優だった。
決して派手な人ではないけど、こうして日本でも訃報が伝えられたことは、それなりに記憶に残る功績があったということ。なかなかに味のある俳優さんだった。
