水曜日の夜、BSをザッピングしていたら小林薫が店主を演じる「深夜食堂」が放映されていた。主人公は「ウォーターボーイズ」(妻夫木版の映画)近藤公園。彼が演じたのは店の常連のラジオDJ。ある日、ここに立ち寄る女性タクシードライバーに出会う。どこかで見た顔と思っていたら、子供の時大好きだった戦隊ものの女優だった。
片岡礼子演じるドライバーにとっては忘れたい過去。しかし、彼がラジオで彼女に出会ったことを話したことで、かつてのファンが盛り上がる。
女優としては未熟で、引退した彼女。その戦隊ものには、もう一つ大きな秘密があった、という展開。
実は、戦隊のヒーローを演じていた主役はゲイ。それを隠して「男」になって演じていた。そのことを彼女は知ってしまう。以来、二人は親友になる。
その、かつてのヒーローは実はこの店の常連のオカマさんだった。素性がバレてしまったことで「今、女装。かつてのヒーロー役」として彼のラジオ番組に出演する。
この女性タクシードライバーを演じる片岡礼子がいい。最近は助演でワンシーンだけなんて役も憚ることなく選んでいる。それでも、きちんと爪痕を残していける実のある女優。(匹敵するのは西田尚美か?)
このドラマでは実質の主役だけど、少し人生に疲れた女に訪れた、わずかな光を感じるラストシーン。見事な余韻だった。世間ではグルメドラマとしては「孤独のグルメ」が人気のようだけど、個人的には断然「深夜食堂」が好き。
