オウム真理教が起こした前代未聞の地下鉄サリン事件。あれから30年。
あの当日は、事件が起こった場所の近くにいた。事件が起こったのは、日比谷線の築地駅や神谷町駅など。
当日はまさに、その築地駅に行こうとしていた。当時は雑誌社に勤務、あさイチで電通のアポがあった。電通は聖路加タワーに入っていたので、最寄り駅は築地。
住んでいたのは四谷なので、丸の内線に乗り銀座で乗り換えようと思っていた。
銀座まで行ったところで電車が止まった。アナウンスによると全線運転を見合わせているとのこと。
一体、何事か起こったのだろうか?と訝しく思いながらも、銀座から築地なら徒歩範囲と築地を目指した。
銀座は普段通りだったが、築地近辺に来て、様相が一変した。本願寺前の大通りには救急車、消防車、警察車両が埋めつしていた。
戦争でも起こったのかと思うようなものもしさ。あとにもさきにも、体験したことのない東京の景色だった。
どうにか電通に着いたら社内は騒然としていて、みんなテレビを見ていた。社員によれば「どうもウチの社員も犠牲になっているらしい」とのこと。
しかし、その時点では事件の詳細は明らかにはなっていなかった。しばらくして、地下鉄に毒物が撒かれたようで相当な犠牲者がいるようだ、とわかった。
勤務していた会社は、やはり犠牲者が多く出た神谷町だった。日比谷線も、築地も、神谷町も身近で、自分にとっては日常の場所。それだけに、もしかしてと、事件をより自分ごととして感じた。
あれから30年.あの日の思う青い空が目に鮮やかに残っている。あの日の光景は忘れられない。
阪神淡路大震災、9.11、東日本大震災、あの時のことが鮮烈に残る出来事。
