掘り出し物を探しに神保町のディスクユニオンへ⑤マドンナの94年「ベッドタイム・ストーリーズ」 | con-satoのブログ

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 80年代のアメリカンポップスの黄金期を代表するスター、マドンナ。個人的には83年のデビューアルバム「バーニング・アップ」から注目していた。世間的には翌年の「ライク・ア・ヴァージン」でブレイク。以降、80年代シンディ・ローパー、ホイットニー・ヒューストン。さらに男性ではマイケル、プリンスなどと共に80年代から90年代のアメリカの音楽界だけでなくエンタメ界を支えたスターだった。

 特にマドンナは映画での成功にも意欲的だった。ブレイクしてすぐに「スーザンを探して」に出演。86年には当時の夫だったショーン・ペンと共演した「上海サプライズ」などに主演。さらに90年には大作「ディック・トレーシー」のヒロインも務める。しかし、映画では音楽のような成功を収めることはできなかった。

 音楽では92年の「エロティカ」で性的な表現を深め、同時にヌードになった写真集「SEX」を発売。セクシーな路線を極めた。これも一部にはマドンナらしいと評価されけど、一般の受けはいまいち。

 そんな流れの中で94年に発表したアルバムが「ベッドタイム・ストーリー」。

 決して派手なアルバムではないけど、マドンナらしいテイストのポップな仕上がり。発売当時はマドンナよりホイットニーやシンディの方が好きだったので、このアルバムはスルーしていた。

 最近になって80年代、90年代のマドンナの存在感を再認識している。マドンナは時代を切り開いたスターだったのだと。収録曲のほとんどはマドンナが手がけているが、ラストの「TAKE A BOW」はベビーフェイスのプロデュース。このアルバムからのセカンドシングルで、このアルバムからは唯一のNo.1ソング。

 アルバムはビルボードチャートの最高位が3位。ほとんどのアルバムが1位なので、マドンナとしては地味な成績で終わったアルバムなのだろうけど、彼女らしいポップさのある出来。