24年映画は映画館で175「数分間のエールを」絵はなかなかいいんだけど、物語は?かな | con-satoのブログ

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 アニメ映画「数分間のエールを」の主人公は男子高校生。タイトルの「数分間」の「エール」とは、MVを作って好きな音楽を応援したいという主人公の気持ち。

 ある時、偶然であったストリートミュージシャンの女性。彼女の音楽に惹かれる。後日、その女性と再会する。彼女は英語の先生だった、という展開。

「数分間のエールを」★★★☆☆

 パステル色調の絵は斬新さも感じるし、キレイ。男のキャラも悪くはない。でも、この先生の音楽への想いというのが、ちょっと面倒くさい。

 女の先生と高校生のすれ違い恋愛話で思い浮かぶのが新海誠の「木の葉の庭」。あの名作を思い出すと、この映画の物語展開のうまくない部分が見えてくる。

 この女の先生の音楽に対する気持ちがイマイチ理解できない。音楽が上手くいかないから教師にいう展開も、教師という職業に敬意がない。(結局、あっさり辞める)

 劇中で流れる肝心な彼女の音楽。これが、主人公が感じたイナズマに打たれたような衝撃を感じない。(これは世代の問題?) 

 表現ではいい部分も多いのだけど、ストーリーの根幹が弱いのだ。