再放送中の「オードリー」鮮烈な印象を残した佐々木蔵之介、その後の24年。 | con-satoのブログ

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 京都の映画撮影所が主な舞台になる2000年放映の朝ドラ「オードリー」が再放送中。このドラマでスターになったのは佐々木蔵之介。

 演じたのは時代劇スター、幹幸太郎。それまで、この撮影所に君臨していたクリキン(舟木一夫)とモモケン(林与一)の御大に続くスター。

 初めての登場シーンは学生服に眼鏡で、およそ時代劇スターとはほど遠いスタイル。しかし、一旦、扮装すると、瞬間に時代劇スターの誕生。イメージしたのは市川雷蔵だろうか。

 ドラマの前半で、幹幸太郎は撮影所を去るが、大京映画、復活の鍵になるテレビ時代劇の1作目にゲスト出演する。

 このドラマでは堺雅人が助監督から監督に昇格する役を演じている。この二人が、このドラマから誕生したスター。以降、24年の歳月が経ち、今でも二人は主演クラスのスター。

 真面目な監督役の堺雅人もいいけど、京都人のしたたかさを感じる佐々木蔵之介の役作りは見事。この人は、これ以降の、決して一筋縄ではいかないキャラクターを巧みに演じている。

 このドラマに出演している段田安則と共に、現在、放映中の大河ドラマ「光る君へ」にも出演している。どちらも脚本は大石静。もちろん、大石の指名のキャスティングなのだろう。

 もともとは舞台俳優なので、現在も舞台、ドラマ、映画とバランス良く出演している。それも演技の幅を支える要因だろう。

 「ゴジラ−1.0」の船長も良かった。あの昭和感を出せる人。安藤サクラと同じで、登場するだけで、昭和の匂いを醸し出す質の高い演技。

このシリーズも毎回楽しみ。