映画史に残るカッコいいアクション俳優①スティーブ・マックィーン「ゲッタウェイ」 | con-satoのブログ

con-satoのブログ

映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

 60年代から70年代にかけてハリウッドのナンバー1スターだったスティーブ・マックィーン。その全盛期の映画「ゲッタウェイ」をBSプレミアムシアターで見た。


 1973年の作品。監督はサム・ペキンパー。マックィーンとは、前作「ジュニア・ボナー」からの連続コンビ作。共演は「ある愛の詩」のアリ・マッグロー。

 映画がマックィーンが収監されているところから始まる。仮釈放を獲得するために妻、マッグローを通じて街の顔役に仲介をお願いする。しかし、そのお願いには出所したら、銀行強盗をすることが紐付きになっていた。

 しかし、この銀行強盗はずさんな計画で、結果、殺人も発生する。結局、マックィーンはマッグローの妻と二人で逃避行するようになる。

 この頃のマックィーン40代になったばかり。男ざかり。日本でも絶大な人気があった。この年にホンダのバイクのCMに起用された時は、マックィーン登場に、当時の男子たち、大人から子供まで熱狂した。

 それも納得のスキのないかっこよさ。共演のマッグローが「ある愛の詩」のプロデューサーでパラマウントの社長だったロバート・エバンス夫人だったのに、マックィーンと恋に落ちた。この映画を最後にしばらくは女優引退状況に。5年後離婚して復帰した。

 マックィーンは、この時がキャリアのピーク。この作品の次がダスティン・ホフマンと共演した「パピヨン」。その翌年にはオールスターキャスト「タワーリング・インフェルノ」でポール・ニューマンと共演。日本ではどの作品も大ヒットした。

 久しぶりに、この映画を見て。男を描く事ではピカイチのペキンパーと、男の中の男、男が憧れ、惚れる男マックィーンの組み合わせは最高だった。文句の付け所なくカッコいい。スーツでマシンガンを放つ姿、これほどさまになる俳優なんて、なかなかいるものではない。