1990年代、日本がバブルに酔っていた頃、人気だったのがジャネット・ケイのレゲエ。ミリー・パートンの名曲「ラヴィング・ユー」を優しいレゲエのアレンジに乗せてヒットさせた。
その一番人気のあった93年に発売された「LOVE YOU ALWAYS」をディスクユニオンの特価コーナーで発見、ワンコイン(100円)で購入。
それにしてもソニーはこの手の人を売るのが上手かった。彼女も本国よりも、日本での人気が高ったのではないか。
シャンソン系ならクレモンティーヌなども同じ。フランスではまったく無名の人。でも、それを上手にパッケージして売る。
今聴くと良くできている。ソツのない甘いレゲエ。こういうのを「まがいもの」みたいに思う人もいるかも知れないけど、嫌いではない。キチンとマーケティングされ、丁寧に作られている。今は逆に、こんな風なプロの仕事ってないなと思う。