BSで見る20年前「オードリー」15年前「篤姫」堺雅人の進化する俳優ぶり | con-satoのブログ

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 現在、BSで再放送されているのが2000年の朝ドラ「オードリー」。今年の大河ドラマ「光る君へ」の大石静脚本。京都の太秦を舞台の斜陽になっていく映画界が描かれている。その撮影所で働く助監督として登場するのが堺雅人。これが俳優としては大きく羽ばたくきっかけになった作品。この時は助演も助演。その他大勢に近い役。出演シーンは少ないけど、主人公とは深い関わりを持つ役で印象深い。

 さらに2008年大河の大ヒット作「篤姫」も再放送中。宮崎あおいの主演。堺雅人は篤姫と結婚する徳川13代目の将軍・家定。

 この家定は「うつけもの」との評判で、かなりの奇人変人。ドラマでは世間の目を誤魔化すためにうつけを演じているという設定。この奇人ぶりを堺雅人は、この上なく、うまく演じている。

 ドラマ的には中盤に少しだけ登場する役柄なのだけど、ヒロインが結ばれる将軍という役柄も相まってドラマの中での存在感がすごい。

 「オードリー」から8年で「篤姫」その8年後には「真田丸」で見事な主役を演じている。「篤姫」以降「真田丸」の間に「リーガル・ハイ」「半沢直樹」という大ヒットドラマがある。


 BSではまさに堺雅人の成長ぶりが確認できる。これほどまでに順調に階段を登った俳優も珍しい。