パリからは北アフリカは近い。これは距離的な意味もあるけど、心理的な意味もある。北アフリカの国、モロッコ、アルジェリア、そしてチュニジア。かつてフランスの植民地だった国々はフランス語が日常的に使われている。フランス領になっていないエジプトでさえ町ゆく子供でもフランス語を理解している。
なので温暖な気候の北アフリカはフランス人にとって身近なバカンス先。LCCもたくさん就航している。時期によるけど、パリから北アフリカ各地へは、かなり格安で行ける。
2度目のチュニジアもそんな気楽さで、渡航2日目にパリの下町ゴンクール駅近くのアラビッシュ経営のトラベル・エージェンシーで予約した。
そこに入ったのはパリの友人も初めてだとか。オンボロのパソコンで飛行機便とホテルを予約してくれた。そのホテル。実は最初に行った時「ここに泊まりたい」と見学させてもらったことのあるホテルだったのだ。まるでアラビアンナイトの世界のような作り。
まさかチュニジアに戻り、このホテルに泊まれるとは思っていなかった。「2度目はないだろう」と思っていたので、ホテルの名前さえ記憶していなかったのだ。
ただ、オンボロの旅行会社で、こんなホテルはどう?って勧められたのが、偶然、そのホテルだった。夢のアラビアンナイトなホテル。
▲夢のホテル