BS-NHKで見た1961年市川雷蔵さまの光源氏「新源氏物語」。 | con-satoのブログ

con-satoのブログ

映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

 BSプレミアムシアターで見たのは1961年大映作品の「新源氏物語」。主演は市川雷蔵。雷さまは見目麗しい光源氏の愛の遍歴を演じる。

 共演は若尾文子、中村玉緒、寿美花代、水谷良重などなどのスター女優。監督は時代劇の名作を数多く造った森一生。当時は大映の黄金期。それを支えたのが雷さま。今でも回顧映画祭が度々開催される不動の人気を保つ市川雷蔵。

 美形のスター、この恋愛物語を演じている中、異彩を放っているのは、若き中村玉緒。おてんばな貴族の娘役。他の姫は光源氏に見染められて関係を結ぶのに、この姫だけは積極的に関係を迫る。しかし、彼女が帝へ嫁ぐことになって、その関係が暴露され光源氏は都を追われる。

 壮麗な都絵巻。大時代な映画。今なら、この光源氏はただの淫乱な迷惑男なのだろう。そこを清潔感のある雷蔵さまが演じているのがミソ。