23年映画館愛がとまらない⑦意外な拾い物だった「離ればなれになっても」 | con-satoのブログ

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 イタリア映画の「離ればなれになっても」。主人公は若い男の子。同級生の女の子に惚れている。彼女も彼のことは好き。交際するが、彼女が家庭の事情で引越ことになる。離れても一緒だよと言葉を交わすが、なかなかそうはいかない。 


 10年後に再会。しかし、彼女は弁護士として成功する彼の友人と交際をはじめる。彼女にも友人にも裏切られて傷つく。その弁護士の友人も彼女と別れ、金持ちの女と結婚してしまう。ひとりになった彼女はローマのバーに勤める。

 そして、さらに20年経ち、二人は電車で偶然再会。彼女はシングルマザーになっていた。初恋の彼女への思いは断ち切れず、二人はついに結婚する。

「離ればなれになっても」★★★★☆

 意外な拾い物、良く出来ていた。予告編では若い時の出会いと10年後だけを見せていたが、その先の20年が面白い。  

 15歳から55歳。誰だって波瀾万丈あるだろう。男の子親友3人と1人の色っぽい女の子。みんな子供の時に想像した人生とは、違う人生を送る。職業的な成功と挫折。結婚の失敗。そして、大人として成熟していく。この大人の悟りと優しさにホロっときた。