昨年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は明治の経済界の大物、渋沢栄一。明治ものは「当たらない」というジンクスにどう対策するのかと思っていたら、物語の半分以上は江戸時代の話だった。
その江戸時代、栄一に深く影響を与えた人物として登場したのが徳川最後の将軍、徳川慶喜。栄一のことは埼玉出身の農家の出ということぐらいしか知らなかった。その埼玉の農家の子供と徳川家の将軍の繋がりが思い浮かばなかった。
しかし、ドラマが始まってから読んだ司馬遼太郎の本を読んで、栄一と慶喜の関わりが理解できた。
大河ドラマも最後まで慶喜が登場して、栄一との交友の深さを強調していた。また、慶喜を演じた草彅剛も好演だった。タイプ的にはミスキャストなのかと当初は思ったけど、実に丁寧に演じていて役者としとの度量の深さを見せてくれた。
その慶喜を特集した雑誌を先日、神保町で見つけた。1998年の「太陽」。(タイミング的には本木雅弘が慶喜を大河で演じた時に刊行されている)
さすが「太陽」という内容の濃い特集。主には慶喜の趣味人としての側面にスポットを当てている。写真好きだったということは知っていたが、これほど上手かったとは。
この特集を見て、どこかで徳川慶喜写真展を開催しないかなと切望した。

