映画5000円時代が来る?「アベンジャーズ」は平均4000円超ダイナミック・プライシングの衝撃! | con-satoのブログ

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 映画館の入場料金。よく日本は世界でも値段が高い、だから映画人口が少ないなどと、紋切り型で語られることが、いまだに多い。消費税値上げを見越してTOHOシネマズが一般入場料を1800円から1900円にした時も、同じような意見が活字だけでなく、ネットでも書かれていた。

 年間200本ぐらいを映画館で観ているが、日本の映画料金が高いと感じることはない。20年前なら日本は高いと思ったが、今では、他の物価と同じデフレ傾向なのではないか。この20年近く映画料金は、全く上がっていなかった、むしろ、割引制度などが普及して実料金は下がっている。それに反して、特に先進国では映画料金は、どんどん値上げされていて、今や日本よりももっと高額になっている。

 20年前ならハワイに行くと、よく映画を観ていた。ホノルルの中心街に大きな映画館があったという利便性もあった。(今や、そこはロスドレスになったり、レストランになっている)

    午前中は海岸に行き、ハンバーガーでランチをして、午後は映画、夕刻からバーホッピングをして、ディナーなどいうパターン。もちろん、字幕はないけど、日本よりも平均で半年前の映画が観れた。(「プリティウーマン」「バッドマン」「ダイハード」などなど)料金はマチネ割引で5ドル程度。円が100円だとしても500円程度。

 ロスでもシスコでもパリでも割引料金を利用すれば、その程度で観れた。その中には日本に来ない映画もあった。しかし、今、ハワイに行っても映画は観ない。料金がどんどん上がり通常の料金なら13−15ドル。しかも、シネコンがあるのはワイキキではない。パリなら朝割引で7ユーロ。900円弱。まあ、ギリギリ。

 しかし、アメリカを中心に映画料金がダイナミック・プライシング(自由競争価格)に移行しているそうだ。「アベンジャーズ」などフランチャイズ映画がマーケットの主流になった今。ロンドンでは「エンドゲーム」の平均価格は4000円を上回ったそうだ。映画5000円時代がそこまで来ている。

   これはコンサートなどにも導入されるそう。今でもコンサート料金は上昇傾向だが、そのうち3万円、5万円などという価格が当たり前になるのだろうか。(ポール・マッカートニーの来日コンサートはそんな値段だったけど。国技館のコンサートは4万円)エンタメ・ファンとしては、ちょっと怖い時代になった!

   その反面、1ヶ月見放題で20ドルなどという制度もあるそうだ。何事も二極化する社会。