映画「マリオ」が描く、サッカー界で選手がゲイだったら、何が起こる? | con-satoのブログ

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    チームの選手同士が同性愛の恋人同士になる。そんな状況を描いたドイツ映画「マリオ」。
    主人公マリオは将来を期待されたサッカー選手。父親もサッカー選手だった彼は英才教育を受けプロリーグの選手になる。ある日、チームに移籍してきた選手レオンと恋愛関係になる。
    周囲は、そんな関係を認めない。偽装でもいいので女性と関係があるように振る舞えという。両親にも、そのことがバレ、父親は激憤。しかし、母親は「自分に正直でありなさい」という。
     しかし、マリオは偽装の道を選ぶ。幼馴染の女性に恋人役を頼む。彼のことを、友人として好きな彼女は彼の企みに付き合うが、そんな嘘の行為に虚しさを感じる。さて、彼は?という話。
    現在、世界中で大ヒットしている「ボヘミアン・ラプソディ」。この映画では同性愛だったフレディの苦悩が描かれる。フレディの時代ならシンガーでもゲイの噂を打ち消すために、女性と関係があることを誇示しなければならなかった。ショウビズ界では、カムアウトすることは、今では当たり前になったが、スポーツ界では、まだまだハードルが高いということを描いている。
    この映画の主人公マリオは恋人になった選手と別れ偽装を選ぶ。それでも満たされないマリオは元恋人を訪ねるが「お前は自分よりサッカーを選んだ」だと拒まれる。
    「ボヘミアン」に感動したという人でも、リアルにゲイが隣にいたら、それを受け入れられるのか?この映画ではスポーツ選手ではメジャーになるためには許されないとの結論。スポンサーや観客が許さない。マッチョが求められる世界では、まだ、そんな認識。日本は、ショウビズでも、オネエタレントになれば許されるが、そうでなければ、許されない。海外ならカミングアウトするセレブは珍しくなくたったが、日本には、大物セレブのカムアウト実績はない。この映画で描かれるスポーツ界も、日本レベル。いつの日か変化が来るだろうが、それまでには、理解の時間が掛かる。そんな苦悩をストレートに描いた秀作。