20世紀最大?の大虐殺!アルメニア人の悲劇を知った映画「プロミス君への誓い」の衝撃。 | con-satoのブログ

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20世紀の初頭オスマントルコで起こった悲劇を描く「THE PROMIS君への誓い」。監督は「ホテル・ルワンダ」でアフリカのジェノサイドの実態を描いたテリー・ジョーンズ。この監督、脚本家として北アイルランドの独立問題を描いた「父への祈り」送り出した人。筋金入りの社会派。しかし、それを難しく取り上げるのではなく、誰にでもわかる語り口で描く名手。この映画が描くのは、20世紀最大とも言われる大量虐殺。第1次大戦後、没落するオスマントルコ。その人民の不満のはけ口にされるアルメニア人。150万人とも言われる人が犠牲になった。日本人にとっては、ちょっと遠い話。でも、世界でも世界を見渡せば「大虐殺」とまではいかなくとも、今でも、多くの悲劇が繰り返されている。原因になっているのは人間の欲深さ。少しでも人より上にいたい。そんな、ささやかな欲望が悲劇を呼ぶ。主人公のアルメニア人の青年を演じるのは「スター・ウォーズ」新シリーズのオスカー・アイザック。アルメニア人の恋人を持つアメリカ人の報道記者に「ダークナイト」のクリスチャン・ベール。演技派の二人が、女性を巡り揺れる男を演じる。惨劇の裏にも恋愛がある。監督は一直線に悲惨さだけを描くのではなく、そこに人間の営みを絡める。それが映画の悲劇性を一層高めている。普通の人間が巻き込まれてしまう。そこには明確な理由などない。出口のない感情、憎しみ。これが今でも繰り返される、これは怖い、怖い映画なのだ。

 

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力作。