ここで、軽く触れています。
日常の練習の仕方で
楽譜を読み込んでない状態を発見すれば解決できます。
速く弾く、ということは多くのこどもは好きです。
速く弾くと、聞き映えします。
でも待ってください。
聞き映えするために練習しているのではありませんよね。
おうちで、早弾きすると多くの親は
「うちのこ早弾きで~」と嬉しそう。
そう、上手そうに見えるのです。
見えるだけで、上手ではありません。
本当に素晴らしく早く弾けているならOK
それを、判断する一番簡単な方法が
わざとゆっくり弾かせる
です。
あたまにはいっていない、つまり楽譜を理解できていない部分が
浮き上がります。
ぎこちなく、つっかかります。
音符の長さだったり、音だったり、指だったり
弓使いだったり。
どこかが曖昧なのです。
前後の流れの勢いで速く弾くと「反射」「運動神経」できていたのです。
こういう部分、暗譜で来ていない部分。
そもそも暗譜って頭と運動神経、両方でします。
ここが運動神経だけだといけません。
遅弾きさせるだけで、穴が、一目瞭然。
ピンポイントで、頭に叩き込めば暗譜できます。
暗譜については、「しなくてもよい」という考え方の指導者もいますが
わたしはそう思いません。
曲の全体像を頭に入れて弾いているのか
楽譜を必死に眺めながら、音符を追いかけて弾いているのか
自分の頭の中に入っている音楽を
表現するほうが何倍もわたしは素敵だし価値があると考えています。
ですから
息子達には1週間。つまりその曲の譜読みが終わった時点で
暗譜は完了しているという、練習方法にしていました。
これも習慣です。
ひとつひとつ、譜読みしながら自然と頭に入れていくというやりかた。
暗譜のために弾く、ということと「弾きこむ」は全く別の次元なのですから。
暗譜、できない部分を丁寧に頭に入れるだけのこと。
楽譜は、おいてあるだけ。